【完全ガイド】TikTok広告の種類と選び方|特徴・費用から効果的な運用方法まで
TikTok広告にはさまざまな種類があります。
自社の製品やサービスのターゲットが10〜20代である場合は、利用を検討している企業も多いでしょう。
- TikTok広告にはどのような種類があるの?
- TikTok広告を選ぶにはどこで判断したらよいの?
- 自社で取り入れるにはどの広告を選ぶべき?【選べるチャート図あり】
といった疑問を持っている担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。TikTok広告にはさまざまな種類があり、どの広告を選ぶかによって目的や成果が変わってきます。そこで、この記事では「TikTok広告の種類と選び方」について、初心者でもわかりやすいよう、詳しく紹介します。
自社の商品やサービスをもっとも効果的にアピールできるTikTok広告はどれか、知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
TikTok広告は大きくわけて2種類
TikTok広告は、大きく分類すると
- ブランド広告リザベーション(予約型広告)
- オークション広告(運用型広告)
の2種類です。
ブランド広告リザベーション(予約型広告)とは、”配信期間や予算が事前に決まっている”広告のことで「純広告」とも呼ばれます。
一方、オークション広告(運用型広告)は、Googleの検索連動型広告やInstagram広告などと同じく”配信期間や予算などを自分で調整しながら運用する”広告を指します。
ブランド広告リザベーション(予約型広告)は、高いブランド認知効果が期待できますが、最低出稿金額は500万円~と費用は高額です。広告予算が少ない場合は、自分で調整できるオークション広告(運用型広告)を利用するのがおすすめです。
TikTok広告の広告フォーマット種類
TikTok広告の
- ブランド広告リザベーション(予約型広告)
- オークション広告(運用型広告)
は、さらに以下の広告フォーマット種類に分かれています。
【ブランド広告リザベーション(予約型広告)の広告フォーマット】
広告フォーマット | 費用相場 | おすすめのケース |
TopView | 最低出稿金額500万円~ | フルスクリーンでインパクトのある広告を配信し、ブランド認知度を一気に高めたい場合 |
Reach&Frequency | 配信量に応じた消化分請求 | 確実に狙ったユーザーにアプローチしたい場合 |
Branded Mission | Mission Standard:903万円~
Mission Mega:1,806万円~ |
TikTokのユーザーコンテンツを利用して、エンゲージメントを高めたい場合 |
※2024年2月現在
【オークション広告(運用型広告)の広告フォーマット】
広告フォーマット | 費用相場 | おすすめのケース |
ブランドキャンペーン目的 | 最低出稿金額5,000円/日 | リーチの最大化や動画視聴を促したい場合 |
パフォーマンスキャンペーン目的 | 最低出稿金額5,000円/日 | Webサイトへの誘導やアプリインストール、コンバージョンを獲得したい場合 |
※2024年2月現在
TikTok広告の中からどの種類を選ぶべきなのか判断するには、それぞれの広告フォーマットの仕組み・効果・費用などを理解しておくことが重要です。ここからは、広告フォーマット別に、特徴やおすすすめのケースを詳しく解説していきます。
TopView
TopViewは、TikTok広告の中でもっともインパクトがあり、ブランド認知効果の高い広告フォーマットです。以前までは起動画面広告とも呼ばれていましたが、今では統合され「TopView」に名称変更されています。TopViewのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 1日1社限定で広告枠を独占できる
- 縦型フルスクリーンで表示されるためインパクトがある
- ユーザーが最初に目にする音声付動画広告
1日1社限定のTopViewは、TikTokの広告枠を独占でき、圧倒的なインパクトがあります。また、ユーザーがアプリを開いた際に、最初に目にする音声付き動画広告のため、高いエンゲージメント(※1)効果が期待できます。
新規サービスのローンチやイベント告知など、短期間でブランド認知度を向上したい場合におすすめの広告フォーマットです。
(※1)いいねやシェアなどのユーザー行動
Reach&Frequency
ブランド広告リザベーション(予約型広告)の中で、唯一事前に費用がきまっていない広告フォーマットです。Reach&Frequencyのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 狙ったターゲティングへのフリークエンシー(=広告の出現頻度)をコントロールできる
- リーチ数やフリークエンシーなどを事前にシミュレーションできる
また、Reach&Frequencyには、フィード上で最初の広告枠(4番目)を指定できる「Top Feed」と、フィード上の4番目以降にランダムで表示される「Standard Feed」の2種類あります。最初の広告枠(4番目)を指定できる広告フォーマットは、TikTok広告の中でもReach&Frequencyの「Top Feed」だけです。狙ったターゲットのブランド認知度を高めたい場合は、利用を検討しましょう。
Branded Mission
TikTokのブランド広告リザベーション(予約型広告)を利用するなら、はずせないのがBranded Missionです。クリエイターのリアルなコンテンツを活用する広告フォーマットで、高いエンゲージメント効果が期待できます。Branded Missionのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 広告主とクリエイターがコンテンツを一緒に作る
- 信頼性の高いクリエイティブを入手できる
- いいねやコメントなどのエンゲージメントが期待できる
Branded Missionは、広告主が設定したミッションに参加条件を満たしたクリエイターが参加し、集まった投稿からインセンティブを付与する動画を選出する仕組みです。そのため、広告主には質の高いクリエイティブが集まり、その投稿を配信することで高いエンゲージメント効果が期待できます。
また、TikTok広告で人気のハッシュタグチャレンジ(※現在はハッシュタグページ)は、Branded Missionのオプション機能にあたります。企画性を持たせて、ユーザー参加型の広告を配信したい場合に利用を検討しましょう。
ただし、Branded Missionは、スタンダードパッケージですら903万円以上の予算が必要で、決して安くありません。利用する場合は、ハッシュタグページやBranded Effectなどのオプション機能を追加して、確実にエンゲージメントを狙うのがおすすめです。
オークション広告(運用型広告)
TikTokのオークション広告(運用型広告)には、以下の2種類があります。
- ブランドキャンペーン目的
- パフォーマンスキャンペーン目的
それぞれの特徴を、以下の表にまとめました。
キャンペーン目的 | 課金形態 | 費用相場 | おすすめのケース |
ブランド | インプレッション課金型(CPM)
最適化インプレッション課金型(oCPM) クリック課金型(CPC) 6秒FocusedView |
最低出稿金額5,000円/日 | リーチの最大化や動画視聴を促したい場合 |
パフォーマンス | インプレッション課金型(CPM)
最適化インプレッション課金型(oCPM) クリック課金型(CPC) |
最低出稿金額5,000円/日 | Webサイトへの誘導やアプリインストール、コンバージョンを獲得したい場合 |
※2024年2月現在
ブランドキャンペーン目的は、リーチや動画視聴、フォローなどのユーザーアクションを最大化します。そのため、ブランド認知度の向上やエンゲージメントを獲得したい場合におすすめです。選択できるキャンペーン目的も少ないので、初心者でも運用しやすい広告フォーマットといえます。
一方、パフォーマンスキャンペーン目的は、Webサイトへのアクセスやアプリインストール、コンバージョン数の最大化などを目的に広告配信を行います。Googleの検索連動型広告やInstagram広告など、一般的なWeb広告と同じ仕様です。ブランドキャンペーン目的に比べて、選択できるキャンペーン目的が多く、効果的な運用をするためにはある程度の広告知識が必要です。ブランド認知度の向上よりも、Webサイトへのアクセスやコンバージョン数を獲得したい場合に利用しましょう。
TikTokのオークション広告(運用型広告)の課金方法と費用の目安
TikTokのオークション広告(運用型広告)の課金方法は、おもに以下の4種類です。
課金方式 | 費用相場 | おすすめのケース |
クリック課金型(CPC) | 30~100円 / クリック | 商品販売やサービスの認知度アップ |
インプレッション課金型(CPM) | 100~1,000円 / 1,000インプレッション | ブランド認知度のアップ |
最適化インプレッション課金型(oCPM) | 100~1,000円 / 1,000インプレッション | コンバージョン獲得の最大化 |
動画視聴課金型(CPV) | 5~60円 / 再生 | 動画視聴数の最大化 |
TikTokのオークション広告(運用型広告)では、目的に合わせて課金方式を変える必要があります。ただし、初心者の方は、どの課金方式を選択すればいいのかわからないこともあるでしょう。その際は、TikTok広告の機械学習に任せる「最適化インプレッション課金型(oCPM)」を選択するのがおすすめです。
TikTok広告の課金形式や費用相場について、より詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考ください。
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結局どれが自社に合う?TikTok広告の種類の選び方【選べるチャート図あり】
TikTok広告の種類は、広告フォーマット・特徴・課金形態を含め多様です。これだけ多いと、どのようにして選んだらよいか迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、TikTok広告の種類を選ぶときに押さえておきたい3つのポイントについて解説します。
1.広告を利用する目的に合わせて選ぶ
自社がTikTok広告を何のために利用するのか?といった目的を明確にすることが重要です。
たとえば、
- 商品やサービスの認知度を上げたい場合は「ブランド広告リザベーション(予約型広告)」の「TopView」
- 企画性を持たせて拡散させたい場合は「ブランド広告リザベーション(予約型広告)」の「Branded Mission」
- 限られた予算内で効果を出したい場合は「オークション広告(運用型広告)」
など、目的に合わせた種類・広告フォーマット選びが重要です。
ただし、ブランド広告リザベーション(予約型広告)は、広告費用が高額になりがちです。「まずはTikTok広告を試したい」という場合は、オークション広告(運用型広告)から始めるようにしましょう。
また、ブランド広告リザベーション(予約型広告)は、代理店を経由しないと配信できないことがあります。配信を希望する場合は信頼できる代理店に相談しましょう。
2.広告費の予算に合わせて選ぶ
TikTok広告は、予算によって選べる広告の種類が変わり、得られる成果も変わります。種類によってはかなり高額な費用が必要なため、十分な予算がある企業でなければ、申し込むのが厳しい場合もあるでしょう。
決まった予算内で選ぶなら、
- 予算を自由に設定できる「オークション広告(運用型広告)」
- もっともインパクトのある「ブランド広告リザベーション(予約型広告)」の「TopView」
- 拡散性の高い「ブランド広告リザベーション(予約型広告)」の「Branded Mission」
がおすすめです。
なお、「ブランド広告リザベーション(予約型広告)」は、最低出稿金額が500万円~と高額です。少額運用から始めたい場合は、オークション広告(運用型広告)を利用しましょう。
3.最優先事項によって選ぶ
TikTok広告の目的(効果)・予算など、何を最優先事項にするかによって、自社に最適な広告種類は違ってきます。
たとえば、費用対効果を重視するなら、「オークション広告(運用型広告)」がもっともおすすめです。
一方、とにかく早くブランド認知率をあげたい、多くのユーザーに自社の商品やサービスを広めたいといったブランディングを重視しているなら、大きな費用をかけても「TopView」や「Branded Mission」の採用を検討してみてもよいでしょう。
【チャートで選べる】あなたに合ったTikTok広告の種類は?
TikTok広告で得たい「効果(目的)」や、準備できる「予算」に応じて、適切な広告種類が選べるチャート図です。自社に合ったTikTok広告の種類を、おおまかに知りたいという人はぜひご活用ください。
【種類別】効果的なTikTok広告の運用事例
TikTok広告は、運用次第で高い効果を発揮してくれます。ここでは、実際にあった効果的な運用事例をいくつか紹介します。
予約型広告×テレビで約30%が番組視聴
人気アニメの『葬送のフリーレン』は、番組宣伝に「TopView」「Reach & Frequency」を利用し、完全視聴率が業界平均比較で140%を超える高パフォーマンスを記録。その結果、TikTokユーザーの約30%が『葬送のフリーレン』を見たことがわかっています。また「『葬送のフリーレン』を知っていますか?」という質問に65%のユーザーが「知っている」と回答をしており、高い宣伝効果がうかがえます。
一見、テレビとTikTokは関係のないように思えますが、TikTokユーザーはほかのSNSに比べて視聴態度が良好(集中している)という調査結果もでています。ユーザーが集中して動画を視聴するため、その後のエンゲージメントにつながりやすいということ。TopViewなどのブランド広告リザベーション(予約型広告)は、高額な広告費用がないと配信できませんが、その分のブランド認知効果があるといえるでしょう。
参照:TikTok for Business|日テレ『葬送のフリーレン』ヒットを支えたTikTok広告。テレビとTikTokの相性の良さを立証
ハッシュタグチャレンジで動画再生数が1千万回超え
日本ロレアル株式会社の化粧品ブランド「MAYBELLINE NEW YORK(以下、メイベリン ニューヨーク)は、ハッシュタグチャレンジ(※現在はハッシュタグページ)で動画再生数が1千万回を突破しました。
TikTokでは、面白く真似しやすいコンテンツがバズりやすい傾向にあります。そのため、メイベリンニューヨークは「リップが落ちにくい」というベネフィットを軸に、お手本動画を配信。その結果、多くのユーザーが真似して投稿するという最高の結果になりました。ハッシュタグページは、ユーザーも楽しく企画に参加でき、拡散性もあるのが最大の魅力です。インフルエンサーなどを起用する場合は、ハッシュタグページを利用し拡散力を強めるのがポイントのひとつです。
参照:TikTok for Business|メイベリンがアジア地域でのハッシュタグチャレンジを実施、メッセージ想起82%のブランドリフトに成功!
ハッシュタグターゲティングでCTRが41%上昇
TikTok広告では、一般的な「デモグラフィックターゲティング(※)」や「興味関心ターゲティング」以外に「ハッシュタグターゲティング」が利用可能です。ハッシュタグターゲティングとは、TikTok上でユーザーがエンゲージメントしたハッシュタグに基づいて配信するターゲティング手法です。広告商材と関連性の高いハッシュタグを設定することで、興味関心ターゲティングよりも高い効果が期待できます。
実際、株式会社I-ne(以下、I-ne)は、ハッシュタグターゲティングを利用してCTRが+41%、6秒視聴率が1.9倍、完全視聴率が2.1倍と、高いブランド認知効果が出ています。ハッシュタグターゲティングは、まだ利用している企業も少ないため、穴場のターゲティング手法でもあります。オークション広告(運用型広告)を配信する際は、ハッシュタグターゲティングを検討するのもひとつでしょう。
(※)性別や年齢などのその人自身が持つ属性。
参照:TikTok for Business|完全視聴率が2倍以上、ブランド認知にも貢献!TikTokのインフィード広告で利用可能なターゲティング機能「ハッシュタグターゲティング」を活用【I-ne】
TikTok広告運用で成功するなら押さえておきたい!ターゲティング種類
TikTok広告は細かいターゲティングができることも特徴です。ターゲティング設定によって、広告運用の成果が左右されると言っても過言ではないでしょう。TikTok広告のターゲティングは、大きく分けると以下の4種類があります。
- デモグラフィック
- ユーザーリスト
- 興味&行動
- デバイス
とくにTikTok広告のなかでもオークション広告(運用型広告)を選んだ場合は、ターゲティング設定を自分で行う必要があるため、ぜひ参考にしてください。
デモグラフィック
デモグラフィックとは、「ユーザー属性」のことです。
以下の項目を設定できます。
このうち、年齢と言語はすでにアプリの設定時にターゲティングされているので、そのほかについてを設定していきましょう。
性別 | 男性・⼥性 |
年齢 | 13〜17歳・18〜24歳・25〜34歳・35〜44歳・45〜54歳・55歳以上 |
ロケーション | ユーザーへのロケーションに基づいた配信:国・都道府県 |
言語 | ユーザーのアプリ⾔語設定に基づいて配信 |
購買力 | TikTok広告を通じた購買⾏動に基づきユーザーに配信 |
ユーザーリスト
ユーザーリストは、「カスタムオーディエンス」と「類似オーディエンス」の2つに分かれています。
それぞれ次のような特徴があります。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、自社についてすでに知っている人、または以前に関わったことのある人を見つけられる広告ターゲティングオプションです。
カスタムオーディエンスで作成したリストに含まれるユーザーに向けて広告を配信します。
ただし、広告グループでカスタム オーディエンスをターゲットにするには、最低1,000オーディエンスが必要なので、絞りすぎないように注意しましょう。
類似オーディエンス
類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスで設定したリストと似ているユーザーに対して広告を配信します。
そのため、今まで接触をしたことがないユーザーへの広告配信が可能です。
さらに、まったく見込みのないユーザーに配信する無駄を省くために、ユーザーリストを使用しない選択もできるので、上手に利用するとよいでしょう。
興味&行動
興味&行動は「興味関心ターゲティング」と「行動ターゲティング」に分かれています。
行動ターゲティングはさらに4つに分かれており、より細かくターゲティングすることも可能です。
興味 | 特定の興味に関するより多くのインタラクションに基づきユーザーに配信(例:「ゲーム」) |
購入意欲 | 商品やサービスの特定カテゴリーを活発に検索または購⼊している「マーケット内」ユーザーに配信(例:「旅⾏意欲」) |
行動 | ・動画インタラクション ・クリエイターインタラクション など、ユーザーの最近のアプリ内⾏動に基づきユーザーに配信 ※動画⾏動とは、カテゴリーごとの視聴・いいね・コメント・動画の共有を指す |
ハッシュタグ | 過去7⽇間にハッシュタグにエンゲージしたユーザーに配信 |
興味関心ターゲティング
興味関心ターゲティングは、ターゲットにしたい興味のジャンルを指定できます。
「ビジネスサービス」「教育」など20種類の上位カテゴリーの下に階層で下位カテゴリーがついており、さらにカテゴリーを分類して指定することが可能です。
行動ターゲティング
行動ターゲティングは、TikTok内で特定した行動を行ったユーザーを指定できます。
「動画インタラクション」「クリエイターインタラクション」「ハッシュタグインタラクション」の3種類があり、それぞれ狙えるターゲット層に特徴があります。
詳細 | おすすめのターゲット | |
動画インタラクション | 過去15日間に動画コンテンツへのエンゲージメントしたユーザー
(動画視聴完了・いいね・コメント・シェア) |
具体的な行動をとっているが、まだ比較検討段階のユーザー(準顕在層) |
クリエイターインタラクション | 過去30日間に特定のタイプのTikTokクリエイターをフォロー、またはそのクリエイターのプロフィールを閲覧したことのあるユーザー | 具体的に欲しい商品が決まっているユーザー(準顕在層~顕在層) |
ハッシュタグインタラクション | 過去7日間に特定のハッシュタグを使ってTikTok動画を視聴したユーザー | 自分で欲しい情報を取りに行く、関連度の高いユーザー |
デバイス
ユーザーが使用しているデバイスをターゲティングの条件として設定します。
特定の通信環境やOSを使用しているユーザーを選択して配信可能なので、ターゲットとするユーザーのデバイス環境がわかるのであれば活用してみましょう。
通信環境 | Wi-Fi・2G・3G・4G・5G |
OS | iOS・Android |
OSバージョン | ソフトウェアバージョンに基づきユーザーに配信(例:iOS 10.0以降・Android 4.0以降) |
デバイスモデル | デバイスモデルに基づきユーザーに配信 |
デバイス価格 | 無制限または特定の範囲内(0〜1,000⽶ドル)のデバイス価格に基づきユーザーに配信 |
通信キャリア | 携帯電話キャリアに基づきユーザーに配信 |
インターネットサービスプロバイダー | 過去30⽇間で最も頻繁に利⽤されたISPに基づきユーザーに配信 |
以上のように、TikTok広告には非常に多くのターゲティング設定があります。しかし、あまり条件をしぼってしまうと、対象ユーザーが少なくなりすぎてしまうので注意しましょう。
はじめはターゲティングを広めに設定し、しばらく広告を配信していく中で少しずつターゲットを絞っていく方法をおすすめします。
TikTok広告のターゲティングのコツについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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まとめ
TikTok広告の種類と選び方などについて紹介しました。TikTok広告は、大きく分類すると以下の2種類です。
- ブランド広告リザベーション(予約型広告)
- オークション広告(運用型広告)
さらに、それぞれのTikTokで利用できる広告フォーマットは、以下のとおりです。
【ブランド広告リザベーション(予約型広告)の広告フォーマット】
広告フォーマット | 費用相場 | おすすめのケース |
TopView | 最低出稿金額500万円~ | フルスクリーンでインパクトのある広告を配信し、ブランド認知度を一気に高めたい場合 |
Reach&Frequency | 配信量に応じた消化分請求 | 確実に狙ったユーザーにアプローチしたい場合 |
Branded Mission | Mission Standard:903万円~
Mission Mega:1,806万円~ |
TikTokのユーザーコンテンツを利用して、エンゲージメントを高めたい場合 |
※2024年2月現在
【オークション広告(運用型広告)の広告フォーマット】
広告フォーマット | 費用相場 | おすすめのケース |
ブランドキャンペーン目的 | 最低出稿金額5,000円/日 | リーチの最大化や動画視聴を促したい場合 |
パフォーマンスキャンペーン目的 | 最低出稿金額5,000円/日 | Webサイトへの誘導やアプリインストール、コンバージョンを獲得したい場合 |
※2024年2月現在
各広告には、
- 効果が高いが、費用が高額:ブランド広告リザベーション(予約型広告)
- 少額で運用できるものの、運用スキルが必要:オークション広告(運用型広告)
など、メリットとデメリットがあります。
またそれぞれの広告フォーマットにも特徴があり、
- ブランディング向き
- コンバージョンを上げたいとき向き
など、広告によって得られる効果も違います。
多様な種類の中から、自社に最適なTikTok広告を選ぶためのポイントは以下のとおりです。
- 広告を利用する目的に合わせて選ぶ
- 広告費の予算に合わせて選ぶ
- 最優先事項によって選ぶ
まずは、広告を出稿する「目的」を洗い出し、次に「予算」を出しましょう。それから目的に合った「広告種類」と、予算内でどの「広告フォーマット」を利用できるかといったステップで選んでいくと、自社に合ったTikTok広告を選べますよ。
これからTikTokの広告の利用を検討している方は、自社に合った広告の種類を探して、効率よく効果をあげていきましょう。
株式会社J・Gripマーケティングでは、大手企業から中小企業までの数多くの実績をもとにお客様の目標達成に貢献したいと考えております。効果の出るTikTok運用をお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。
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