TikTok広告の効果とは?成果を出すために重要なポイントも解説

TikTokはZ世代(12歳〜28歳前後)の若者に人気のSNSとして知られています。

しかし、人気があることはわかっていても、いまひとつTikTok広告の効果に疑問をもっているマーケティング担当者もいるのではないでしょうか。

「若者だけのSNSなので30代以上のユーザーには効果が薄いのではないか?」
「YouTube広告と比較して時間が短いので、十分に訴求できずに効果が期待できないのではないか?」
「ダンス動画など若者が趣味で投稿しているイメージがあるので、企業の広告を配信しても注目されないような気がする」

このように感じている方も多いはずです。

実際は、大企業から中小企業まで、多くの企業がTikTok広告を活用しています

それはTikTokが幅広い世代にとって効果的な広告だからこそなのです。

この記事では、TikTok広告はなぜ効果があるのかを解説したうえで、効率よく効果を上げるためのポイントを紹介します。

TikTok広告の強みを深く知りたい、しっかりと効果を上げて企業の売り上げアップにつなげたい、という方はぜひ参考にしてみてください。

TikTok広告はなぜ企業のマーケティングに効果的なのか?

tiktok広告が効果的な理由

まず、TikTok広告が企業のマーケティング施策として効果的な理由について紹介します。

大企業から中小企業まで、会社の規模に関係なくTikTok広告が効果を上げられる理由は、次の3つです。

  • どの年代でも楽しめるコンテンツが多い
  • 広告を見てもらいやすい環境が整っている
  • TikTok売れが発生する

どの年代でも楽しめるコンテンツが多い

TikTokが人気の理由は、短い時間で飽きずに暇つぶしに視聴できるところです。

また、TikTokはダンス動画をはじめ、料理の作り方やフィットネスのレクチャー動画、ペットや赤ちゃんなどの癒し動画といった、さまざまなコンテンツが豊富に配信されています。

TikTokで配信する動画には次のような特徴があります。

  • 短い動画に特化している
  • ダンスや料理などスキマ時間で楽しく見られる
  • 音楽や動画でインパクトのある動画が多い

また、TikTokは国内ユーザー数を大きく増やしているSNSです。

日本国内のTikTok利用ユーザー数は950万人以上(2019年2月時点 公式発表)ですが、2021年10月時点では1,690万人以上(App Annie調べ)との調査もでています。

TikTokの利用率は10代で60%を超えており、(令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)若者の圧倒的な支持を集めていますが、30代以上の利用者も年々増加中です。

総務省のデータによると、30代の利用率は、2020〜2022年3年間で、16.0%、23.5%、27.3%と着々と数字を伸ばしています。

さらに、40代では3年間で11.7%から21.3%と倍増した結果となりました。

そのため、大人の利用率も増加しているように、どの年代でも楽しめる動画が多いところもTikTokの強みといえます。

広告を見てもらいやすい環境が整っている

TikTokには、ほかのSNSと比較して広告を見てもらいやすい環境が整っているのも特徴です。

TikTokは以下の4つの理由により他のSNSよりも広告を見てもらいやすいのです。

  • タイパ(タイムパフォーマンス)主義の若者のニーズにマッチ
  • スマホ視聴に適した全画面表示
  • 広告を気軽にスキップできる
  • TikTok独自のレコメンドシステム

それぞれどういうことか解説します。

タイパ(タイムパフォーマンス)主義の若者のニーズにマッチ

TikTokのメインユーザー層である、Z世代(12歳〜28歳前後)の映像コンテンツの楽しみ方は、タイパを重視しています。

SHIBUYA109 lab.の調査によると、タイムパフォーマンスを重視する85.0%、ながら見81.3%、倍速48.6%、スキップ51.5%と、85%が時短を重視しているそうです。

また、別のタイパ調査では、男性は若い世代ほど実践する人が高い一方、女性は30代が58.2%、20代が56.6%、40代が52.2%の順となりました。

一番タイパ行動をとっているのは30代であるという結果がでています。

このように、若者だけでなく、短い動画に特化したTikTokは他の世代にもユーザーの拡大が期待できます。

スマホ視聴に適した全画面表示

TikTokは、基本的にスマホの全画面表示で視聴するSNSです。

TikTok for Businessページより引用

また、フルアテンション(音声ありの全画面表示での視聴)しているユーザーは、ほかのSNSと比較して2.12倍とTikTokは報告しています(Media Guide 2023 Q3)。

さきほど紹介したように、80%以上の若者が映像コンテンツをながら見しています。

ながら視聴が多いなか、フルアテンション視聴が多いTikTokは、エンゲージメントが高いといえるでしょう。

そのため、広告であっても見てもらえることが多く、注目されればシェアをされて一気にバズる可能性があります。

コンテンツへの没入感も高いため、TikTokの広告は、同じ1リーチでもより⾼いブランド認知や拡散が期待できるでしょう。

広告を気軽にスキップできる

TikTok広告はスキップ可能です。

動画広告でもYouTube広告のようなスキップ不可の広告にイライラしないため、ストレスがたまりにくいところも特徴です。

また、広告でも一般投稿と同じような感覚で視聴できるため、広告が苦手・YouTubeの広告がわずらわしいと感じているユーザーにも受け入れられやすいでしょう。

広告がバズれば、ユーザーが自発的に拡散してくれるため、費用対効果も高くなります。

TikTok独自のレコメンドシステム

TikTokでは独自のレコメンドシステムを採用しています。

一般的なレコメンドシステムは、ユーザーが好んでいるコンテンツをおすすめする方式です。

一方、TikTokでは、コンテンツに合ったユーザーを探して配信するという、逆の方法を採用しています。

まず、AIが動画を配信しユーザーの反応を学習し、反応がよい動画を多くのユーザーに届けます。
評価基準は動画の質やユーザーの反応なので、フォロワー数などに左右されません。

そのため、大企業の広告やフォロワー数が多いアカウントが有利になるわけではないので、新規参入がしやすいところも特徴です。

ユーザーの反応がよい広告を配信すれば、誰でも多くのリーチを獲得できます。

TikTok売れが発生する

TikTokは、インスタ映えのようにTikTok売れという現象が話題になりました。(2021年ヒット商品ランキング1位

TikTokで話題になった商品がよく売れたとのことで、今後もTikTok広告をうまく活用すれば、TikTok発の売り上げアップが期待できるでしょう。

また、TikTokの調査によると、Z世代の38.6%が「アプリからおすすめされるコンテンツを見ることが増えた」と回答しています。

さらに、「動画を⾒た後に他SNSや検索エンジンでさらに調べたことがある」が50%、「TikTokで知ったことをほかの人にシェアしている」ユーザーが40.9%(Media Guide 2023 Q3)との結果となりました。

このことから、TikTok広告は、まだ自社の商品やサービスを知らない潜在層の掘り起こしにも有効だといえます。

TikTok広告で効果を上げるための集客方法

ここでは、TikTok広告で効果を上げるためには、「TikTok側の仕組みを知る」「ユーザーの立場でおもしろいと思えるコンテンツを作る」ことが大切です。

また、自社のホームページやランディングページへの上手な誘導方法も押さえておきましょう。

  • レコメンドシステムを理解する
  • ユーザーの反応を得るコンテンツを作る
  • 外部サイトに誘導する工夫をする

それぞれについて詳しく解説します。

レコメンドシステムを理解する

TikTokのユーザーは、基本的に検索エンジンのように、自分から知りたいことや悩みの解決方法を探していません。

「なにか楽しい動画はないか」と思いながら、流れてきた動画を視聴するスタイルです。

TikTokのレコメンドシステムは、楽しい動画を待っているユーザーに、AIがおすすめの動画を届けます。

「AIがどのような動画を積極的にユーザーに届けているか」を理解すれば、より多くのユーザーに広告を拡散できる機会があがります

まず、動画が100人程度に配信され、反応がよかった動画を次のユーザーにどんどん配信していく仕組みです。

AIは主に次のような指標をもとに動画を評価しています。

  • 視聴完了率
  • 視聴時間
  • エンゲージメント
  • シェア数
  • 複数回再生数

それぞれどのような指標かを解説します。

視聴完了率

視聴完了率は、動画を最後まで視聴されたかを表す指標です。

スキップされることなく、最後まで見てもらえるような動画作りが重要です。

視聴時間

動画の視聴時間とは、動画の総再生時間のことです。

何度も再生されて視聴時間が長い動画は、人気がある動画として高い評価をうけやすくなります。

エンゲージメント(いいね・コメント)

「いいね」や「コメント」が多くついている動画ほど、話題性があると評価が高くなります。

ユーザーからコメントをもらえるようなキャッチフレーズなどを入れて、反応アップをはかりましょう。

シェア数

ユーザーのシェア数も動画の評価に影響します。

ほかのSNSに拡散できるため、シェア数が多ければ、さらに再生数を伸ばせるバロメーターにもなります。

複数回再生数

TikTokの動画は、最後まで視聴したら最初に戻ってループ再生される仕組みです。
そのため、何度も繰り返し視聴される動画は、「何回も見たくなる魅力的な動画」と評価され、おすすめされやすくなります。

くり返し見られるような魅力のある動画を作成すれば、AIにおすすめされる可能性があがり、より多くのユーザーに配信されます

これらの指標を高めるための動画作りをすることで、広告の効果を高めることができるのです。

ユーザーの反応を得る動画を作る

TikTok広告は、先に紹介した指標を高めるために、スキップされずにユーザーに興味をもってもらえる動画作りが必須です。

さらに、ユーザーにエンゲージメント(いいね、コメント、シェア)してもらえるような動画を制作するには、次のポイントを押さえておきましょう。

  • 飽きさせない動画を作る
  • 冒頭2秒で勝負できる動画を作る
  • BGMの選び方もポイント
  • 動画の構成を工夫する
  • 共感できる内容を意識する

飽きさせない動画を作る

TikTokでは、音楽、テロップ(字幕)を入れるなどして、視覚だけでなく聴覚にも訴えることが必要です。

ユーザーがスキップしないように、飽きさせない動画を作るようにしていきましょう。

ユーザーを飽きさせない工夫の例は次のとおりです。

  • テロップはフルで入れる
  • ナレーションは少し早口で
  • 同じ画像の表示は2秒以内
  • 無駄なく伝えたいことだけに集中する
  • 効果音を売れる
  • テンポのよさを重視する

短い時間で無駄を省き、伝えたいことをテンポよく表現することが重要です。

スキップせずに見てもらえたら、飽きずに最後まで見てもらえるような工夫をしていきましょう。

冒頭2秒で勝負できる動画を作る

TikTokのユーザーはぱっと見た瞬間「つまらない」と感じたらスキップしてしまいます。

スワイプの指を止めるために、冒頭の2秒が勝負です。

ここで「おもしろいな」と思ってもらえることが重要なポイントです。

最初にビジュアルや音楽でインパクトを与えて「この後どうなるの?」と感じさせるようにしていきましょう。

ビジュアルではキャッチコピーや少々派手めな色使いなどで印象づけるなど、工夫をしてみてください。

また、次にも解説しますが音楽は流行っている曲を使用するのがおすすめです。

慣れた曲を聴くと最後まで聞いてもらいやすくなるため、最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。

BGMの選び方もポイント

TikTok広告は、音選びも効果に大きく影響します。

ユーザーは音楽で動画を選ぶことが多いのもTikTokの特徴です。

そのため、前章でも解説したとおり、動画には流行の音源を使うことがポイントです。

また、音源は現在流行っているものだけでなく、これから流行りそうなものを使うこともおすすめします。

音源は音源の使用人数をチェックして、流行っているかどうかを確認しましょう。

すでにブームが終わりそうな音源は避けたほうがよいでしょう。

動画の構成を工夫する

TikTokは、最初の2秒が非常に重要だと解説しました。とはいえ、ここですべての内容をださないようにしましょう。

最初の2秒でスキップされないようにして、続きを見てみたいと興味をもってもらう工夫をします。

次にいったん抑揚をつけてトーンを落として、最後にオチ(広告でアピールしたい内容)をつけていきます。

たとえば、オチはドリンクの広告でも、最初はそれとはまったく結びつかない出だしから始まったりするのもひとつの方法です。「これってドリンクの広告だったの?」と意外性をもってもらうことが大切です。

また、ダンスなどを利用する場合は、ユーザーがまねできるようなわかりやすいものにしましょう。

ユーザーが一緒にできることで共感を呼び、エンゲージメントを高めやすくなります。

ビジネス系の広告であれば、ユーザーの役に立つ情報を入れることも大切です。

YouTubeで人気の役立つ系の動画は、TikTokでも流行ってきています。上手に取り入れて、資料請求や問い合わせ数のアップにつなげていきましょう。

共感できる内容を意識する

広告の内容によっては、「それってあるよね!」と自分のことのように思ってもらうことも大切です。

たとえば、ハンドクリームの広告で「手ガサガサしていませんか?」といった内容の魅力的な広告を配信したとしましょう。

とくに広告を見るまで気にしていなかったユーザーでも、「そういえば、寒くなってきて自分も乾燥してきたかも…」と興味をもってもらえる可能性が高くなります。

Webの検索エンジンを利用するユーザーのような悩みがなくても、動画を見たときに「そういえばこれ困っていた」と感情移入できるようなコンテンツを意識してみましょう。

TikTok広告の効果を確認する方法

TikTok広告を配信したら、必ず効果測定を行いましょう。

TikTok広告では、広告マネージャーを利用できます。

さらに、ビジネスアカウントでは動画の分析が可能です。

ビジネスアカウントで使用できるインサイトでは、次のような数値をチェックできます。

 

  • 再生回数
  • フォロワー数
  • プロフィールの表示回数
  • いいね数
  • コメント数
  • シェア数

再生回数は、全体の回数だけでなくとくに視聴数が多い曜日や時間帯をチェックしましょう。

広告を配信するターゲット層がどの時間帯に動画を視聴しているかを確認し、広告配信を行うなどの工夫ができます。

フォロワー数は、増減数に注目するのがおすすめです。

急な増減があった場合、配信した動画の影響である場合が考えられるためです。

他のSNSのようにフォロワー数で成果が左右されにくいTikTok広告ですが、数値の増減は意識しておきましょう。

プロフィールの表示回数は、広告に興味をもったユーザーが確認する可能性が高いため、こちらの数も確認しておきましょう。

「この広告を配信しているのはどのような会社かな?」と思ってもらえれば、ブランド認知の向上にも役立ちます。

「いいね」「コメント」「シェア」の数はとくに注意してチェックしておきましょう。

これらの各エンゲージメントの特徴は以下のとおりです。

エンゲージメント ユーザーの動機 動画の傾向 目的
いいね くり返し見たい リピートしてもらえる動画 共感
コメント 意見を伝えたい コメントしてもらえる動画 コミュニケーション
シェア シェアしたい 誰かに教えたくなるような動画 拡散

「いいね」をした動画は、自分のプロフィール画面で確認できるので、ここから何度も見直したいと考えるユーザーがいいねをしやすい傾向にあります。

「コメント」はコミュニケーションをとりやすい動画につきやすいのが特徴です。

そして、「シェア」は他のSNSに拡散できるため、バズるとシェア数が一気に増加します。

これらの内容を踏まえ、自社の広告内容にあったエンゲージメント数のアップを目指していきましょう。

TikTok広告の運用についてさらに詳しくは以下の記事で解説しています。

費用感も含め知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

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TikTok広告運用で効果をアップする3つの秘訣とは?運用型広告の基本を解説

更新日:2024.01.12

まとめ

今回は、TikTok広告が効果的な理由、効果のアップにつながる集客方法や動画作りのポイントについて紹介しました。

TikTok広告が効果的だといえるおもな理由は次の3点です。

  • ユーザーが楽しめるコンテンツが多い
  • 広告を見てもらいやすい環境が整っている
  • TikTok売れが発生する

TikTokは、短い動画でどのようなユーザーでも楽しめるコンテンツが多く、気楽に視聴できるのが強みです。

また、一般の投稿のように広告も配信できるので、ユーザーの興味を引く広告を配信すれば、バズる可能性もあり一気に拡散されることも期待できます。

また、TikTokのレコメンド機能は、よいコンテンツほど多くのユーザーにおすすめする方式を採用しています。

そのため、魅力的な広告を作成すればフォロワー数など関係なくおすすめされるので、新規ユーザーでも十分に効果があがる可能性があるところも特徴です。

そして、TikTok広告を上げるためには、レコメンドシステムとユーザーの双方に評価される動画を作ることが必須となります。まずはユーザーにしっかり見てもらえる動画を作成し、エンゲージメントを高めていくことが重要です。

エンゲージメントが高まれば、AIが動画を評価し、より多くのユーザーにおすすめされるようになります。

TikTok広告の導入を検討している方は、本記事を参考により効果があがりやすい広告を作成していきましょう。

もし、自社で魅力的なTikTok広告を作成するのが不安な場合は、プロに相談するのもおすすめです。

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