TikTok広告の費用の目安はどれくらい?種類別の課金方式や相場を詳しく解説
若者に人気のイメージがあるTikTok。実際のユーザーの平均年齢は36歳(※)とミドルをターゲットにできるメディアです。
これからTikTok広告を考えている企業では、
- TikTok広告にどれくらいの費用がかかるのか
- どうすれば費用に見合う効果的な出稿ができるのか
- なるべくコストを抑えて広告を出したい
と考えているマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。
TikTokの広告は用途に応じて何種類か用意されています。課金形式や費用相場もそれぞれ異なるので、自社の予算と目的にあったものを選ぶことがポイントです。
本記事では、TikTok広告の費用の目安や、課金方式にフォーカスして解説します。最後まで読むことで費用について詳しく知ることができるでしょう。
また、せっかく投資した費用を無駄にしないための効果的な運用方法についても紹介しますので、ぜひ最後まで参考にしてください。
(※)出典:TikTok ユーザーの平均年齢が「36歳」に上昇:博報堂のコンテンツファン消費行動調査にみる、日本におけるTikTokユーザーの実態とは|DIGIDAY
【種類別】TikTok広告の費用相場
TikTok広告には
- ブランド広告リザベーション(予約型広告)
- オークション広告(運用型広告)
の大きく2種類があります。それぞれ特徴や費用が異なるので、TikTok広告を出稿する前に頭に入れておきましょう。
まずは、TikTok広告の種類や・課金の仕組み・費用相場などの一覧を見てみましょう。
※なお、課金方式の詳細については、次章で詳しく解説します。
分類 | 広告フォーマット | 課金方式 | 費用相場 | おすすめのケース |
ブランド広告リザベーション(予約型広告) | TopView | インプレッション課金型(CPM) | 最低出稿金額500万円~ | フルスクリーンでインパクトのある広告を配信し、ブランド認知度を一気に高めたい場合 |
Reach&Frequency | インプレッション課金型(CPM) | 配信量に応じた消化分請求 | 確実に狙ったユーザーにアプローチしたい場合 | |
Branded Mission | パッケージ金額 | Mission Standard:903万円~ Mission Mega:1,806万円~ |
TikTokのユーザーコンテンツを利用して、エンゲージメントを高めたい場合 | |
オークション広告(運用型広告) | ブランドキャンペーン目的 | インプレッション課金型(CPM)
最適化インプレッション課金型(oCPM) クリック課金型(CPC) 6秒FocusedView |
最低出稿金額5,000円/日 | リーチの最大化や動画視聴を促したい場合 |
パフォーマンスキャンペーン目的 | インプレッション課金型(CPM)
最適化インプレッション課金型(oCPM) クリック課金型(CPC) 6秒FocusedView |
最低出稿金額5,000円/日 | Webサイトへの誘導やアプリインストール、コンバージョンを獲得したい場合 |
※2024年1月現在
ブランド広告リザベーション(予約型広告)
ブランド広告リザベーション(予約型広告)とは「純広告」のことで、掲載期間や料金があらかじめ決まっている広告メニューのことです。2024年1月現在で出稿できる広告メニューは、以下の3つ。
- TopView
- Reach&Frequency
- Branded Misson
TikTokのブランド広告リザベーション(予約型広告)は、短期間で一気にブランド認知度を向上したい場合や、エンゲージメントを獲得したい場合に効果的です。ただし、最低出稿金額は500万円~と高額。まとまった広告予算を準備でき、高い広告効果を得たい場合はおすすめです。
1. TopView
TopViewは、アプリ起動時に表示される動画広告で、もっともインパクトのある広告フォーマットです。以前までは起動画面広告と呼ばれていましたが、今ではTopViewに名称変更されています。TopViewのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 1日1社限定で広告枠を独占できる
- 縦型フルスクリーンで表示されるためインパクトがある
- アプリ起動時と最初のインフィード動画で配信される
アプリ起動時に表示されるTopViewは、圧倒的なインパクトがあり、高いエンゲージメント効果が期待できます。また、ユーザーが3秒以上視聴した後も、画面が切り替わることなくフィードに入るため、広告への抵抗や違和感を最小限に抑えられます。
高いエンゲージメント効果・拡散力が期待できるTopViewは、新規サービスのローンチやイベント告知など、短期間でブランド認知度を向上させたい場合におすすめです。ただし、最低出稿金額が500万円~と、決して安い金額とはいえません。それだけのブランド認知効果は期待できますが、広告予算と相談しながら検討しましょう。
2. Reach&Frequency
Reach&Frequencyは、オークション広告(運用型広告)と同じ管理画面「TikTok Ads Manager」で事前にリーチ・フリークエンシー(広告を配信する頻度)などをシミュレーションしたうえで予約をする広告フォーマットです。Reach&Frequencyのおもな特徴は、以下のとおり。
- 狙ったターゲティングのフリークエンシーをコントロールできる
- リーチ数やフリークエンシーなどを事前にシミュレーションできる
Reach&Frequencyは、アプローチしたいターゲティングのフリークエンシーをコントロールできます。ターゲットユーザーに対して、適切な回数で広告を配信できるので、ブランド認知度の向上やエンゲージメント獲得に最適な広告フォーマットです。なお、Reach&Frequencyは、ブランド広告リザベーション(予約型広告)の中で唯一広告予算が決まっていません。配信量に応じて請求が来る従量課金制なので注意しましょう。
3. Branded Mission
Branded Missionは、クリエイターのリアルなコンテンツを活用した広告フォーマットです。Branded Missionのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 広告主とクリエイターがコンテンツを一緒に作る
- 信頼性の高いクリエイティブを入手できる
- いいねやコメントなどのエンゲージメントが期待できる
Branded Missionは、広告主が設定したミッションに参加条件を満たしたクリエイターが参加し、集まった投稿からインセンティブを付与する動画を選出する仕組みです。そのため、広告主には質の高いクリエイティブが集まり、その投稿を配信することで高いエンゲージメント効果が期待できます。
また、Branded Missionは、Hashtag Page(ハッシュタグページ)やBranded Effect(ブランドエフェクト)などを追加購入することも可能なので、商材に合わせて検討してみましょう。
ただし、Branded Missionは、スタンダートパッケージでも903万円以上の予算が必要で、追加オプションを購入すると1,000万円を超える可能性があります。質の高い投稿で確実にエンゲージメントを獲得したい場合に検討しましょう。オプションを含むBranded Missionのパッケージ費用は、以下のとおりです。
メニュー | 費用 | 効果 / 備考 |
Mission Standard | 903万円~ | 1,000万インプレッション+Mission Page |
Mission Mega | 1,806万円~ | 2,000万インプレッション+Mission Page |
Boosted Traffic / オプション | 90.4万円~ | 100万インプレッション単位で購入 |
Hashtag Page / オプション | 20.6万円~ | 掲載期間6~12日間 |
Branded Effect / オプション | 130万円~ | 掲載期間6~12日間 |
オークション広告(運用型広告)
オークション広告(運用型広告)は、掲載期間・費用・ターゲット・クリエイティブなどを自分で設定できる広告メニューです。とはいえ、最低出稿金額は1日5,000円と決まっています。そのため、オークション広告(運用型広告)であっても、「5,000×30日」で最低15万円の費用は必要です。
またTikTok以外にも、同じ運営元のTopBuzzやBuzzVideoにも配信できるなど、幅が広いところも特徴です。ターゲットの設定も細かく行えるので、よりターゲットに近い属性の投稿に混ざって広告を配信できます。
全体的にブランド広告リザベーション(予約型広告)よりも費用が低く自由度も高いため、予算を抑えたい・最初は少量の出稿で様子を見たいときは、オークション広告(運用型広告)の利用がおすすめです。
TikTok広告の運用型広告の特徴や、成功するためのポイントについては、下記の記事に詳しくまとめています。
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オークション広告(運用型広告)の課金方式は、4種類。それぞれの費用単価の目安は次のとおりです。
課金方式 | 費用相場 | おすすめのケース |
クリック課金(CPC) | 30~100円 / クリック | 商品販売やサービスの認知度アップ |
インプレッション課金(CPM) | 100~1,000円 / 1,000インプレッション | ブランド認知度のアップ |
最適化インプレッション課金(oCPM) | 100~1,000円 / 1,000インプレッション | CV獲得の最大化 |
動画視聴課金型(CPV) | 5~60円 / 再生 | 動画視聴数の最大化 |
例えば、
- 自社をもっと知ってほしい場合は、インプレッション課金型(CPM)
- 化粧品なら使用感・ファッションならモデルが実際に着て動いている様子が伝わる、動画視聴課金型(CPV)
などの使い分けがおすすめです。
さらにオークション広告(運用型広告)には、下記の2種類があります。目的に合わせた配信方法を選びましょう。
種類 | 配信目的 | おすすめのケース |
ブランドキャンペーン目的 | リーチ(※1)、動画視聴、エンゲージメント(※2)など 獲得 | ブランド認知度を向上したい場合 |
パフォーマンスキャンペーン目的 | サイト誘導、アプリインストール、CV(=コンバージョン)獲得 | アプリインストールや購入につなげたい場合 |
(※1)いいねやシェアなどのユーザー行動
(※2)広告を見る(見た)ユーザーの数
費用を把握するために知っておくべき!TikTok広告の課金方式
Tiktokの広告費用を知るには、TikTok広告の課金方式についても理解しておく必要があります。
TikTok広告の課金方式は以下の5種類です。
- 期間契約型(CPD)
- クリック課金型(CPC)
- インプレッション課金型(CPM)
- 最適化インプレッション課金型(oCPM)
- 動画視聴課金型(CPV)
それぞれの特徴は以下の通りです。
課金方式 | 特徴 |
期間契約型(CPD) | 配信期間を定めて料金が決定する |
クリック課金型(CPC) | 広告がクリックされると料金が発生する |
インプレッション課金型(CPM) | 広告の表示回数に応じて料金が発生する |
最適化インプレッション課金型(oCPM) | 広告設定を最適化しながら、広告の表示回数に応じて料金が発生する |
動画視聴課金型(CPV) | 動画広告で一定時間再生された場合に料金が発生する |
ここからは、それぞれの課金方式について詳しく解説します。
期間契約型(CPD)
期間契約型(CPD)は、定められた配信期間で広告料金が決まる課金方式です。そのため、他の課金方式のようにクリックやインプレッションの発生に左右されません。契約期間中は一定数の広告が配信されるため、決まった広告費で幅広いユーザーにプロモーションを行えます。
ただし、その分費用は高額になります。ある程度まとまった広告費用をかけてでも認知度アップを図りたい場合など、大企業向けの課金方式です。
クリック課金型(CPC)
クリック課金型(CPC)は、広告がクリックされると料金が発生する課金方式です。ユーザーがクリックするということは、広告に興味を持ったと言えるため、コンバージョンも高くなりやすい傾向があります。
また、クリック課金型はクリックされることで料金が発生するため、広告が表示されるだけでは費用が発生しません。そのため、費用対効果が高いところも特徴です。
インプレッション課金型(CPM)
インプレッション課金型(CPM)は、広告が1,000回表示されるごとに料金が発生する課金方式です。広告の表示頻度が高いため、自社のブランド認知度アップやキャンペーン告知など、より多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合に向いています。
ただし、広告表示のみで課金が発生するので、クリック課金型よりコンバージョン率は低めです。
また見ただけでどれくらいコンバージョンにつながったのか、効果測定しにくい点も考慮しておく必要があります。
最適化インプレッション課金型(oCPM)
最適化インプレッション課金(oCPM)は、オークション広告(運用型広告)で利用できる課金方式です。基本的にはインプレッション課金ですが、広告設定に合わせてオークション広告の入札価格が調整されるのが特徴です。そのため、TikTok広告の機械学習が「このユーザーに広告を配信すれば成果が出る」と判断した場合、単価を上げてでも広告が配信されます。
サイト誘導を目的にする場合はクリック課金型(CPC)がおすすめですが、オークション広告(運用型広告)でブランディングやCVを最大化したい場合は、最適化インプレッション課金(oCPM)がおすすめです。
動画視聴課金型(CPV)
動画視聴課金型(CPV)は、動画広告で使用する課金方式で、一定時間以上動画が再生されたときに料金が発生します。
再生を開始してもすぐに動画をスキップした場合は、課金が発生しません。そのため、広告に興味を持ったユーザーにしっかりと訴求しやすいところが特徴です。また、配信時間を設定できるので、商品の発売やサービスのリリースに合わせて配信することもできます。
画像のみの広告より動画広告は制作費がかかりますが、ユーザーがスキップできるため、インプレッション課金(CPM)よりも費用対効果が期待しやすいでしょう。
TikTok広告の費用対効果を高めるために重要なこと
TikTokにかぎらず、広告の費用対効果を高めるには工夫が必要です。広告費の費用対効果を高めるためのポイントは6つ。いずれも非常に重要ですので、意識してみましょう。
オークション広告(運用型広告)でクリック課金型(CPC)を利用する
TikTok広告で費用対効果が期待できるのは、比較的費用の安い「オークション広告(運用型広告)」です。
そのなかでも「クリック課金型(CPC)」はクリックしなければ費用が発生しないため、無駄なコストがかかるのを防ぎやすいところにも注目しましょう。
ほかの種類の広告で採用しているインプレッション課金型(CPM)や期間契約型(CPD)は効果が高いとはいえ、ユーザーのアクションが少なかった場合は割高になりやすい傾向があります。
そもそも広告費が高額なため、予算を大きく使える大企業などでないと出稿が厳しいことや、運用しながら改善策を立てるのが難しいなどハードルは高めです。
オークション広告(運用型広告)であれば、CPA(顧客獲得単価)が悪くなったときでもPDCAを回しやすく、軌道修正しやすいところも強みです。
ターゲットの設定をはっきりさせる
ターゲット層の設定は事前にしっかり調査を行うことが重要です。
冒頭にも述べたとおり、TikTokユーザーの平均年齢は約34歳と、イメージよりも上の年代の人も利用しているのがわかります。
自社が求めるユーザーのターゲット層とTikTokのターゲット層を確認し、合っているのかどうかを確認した上で広告を作成することが大切です。
また、ターゲットを明確化すれば、よりコンバージョンに近いユーザーへ配信でき、さらに違う属性のユーザーへの配信を減らせるため、予算を抑えられます。
ただし、ターゲットを絞り込みすぎると広告リーチの絶対数が減少してしまうため、注意が必要です。
運用をしながら効果測定を行って、適宜調整を加えていきましょう。
ターゲットの設定で使用する属性は、「年齢」「性別」「地域」「言語」「興味関心ラベル」などがおすすめです。
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数種類の広告を同時に発注する
TikTokの広告は、いくつかの種類を併用することで割引を受けられる場合があります。
例えば、ハッシュタグチャレンジは、インフィード広告と合わせると相乗効果で効果の増大が期待できますが、割引も適用されるので、費用面でもお得です。
高額な広告費を払う場合はなおさら利用を検討してみるとよいでしょう。
基本的な割引率は、3種類の広告を発注すると2%、4種類なら3%、5種類になると4%となります。
もし、3種類の広告を1,000万円分発注すれば、20万円の値引きが可能です。
広告の種類が増えれば割引を受けられるだけでなくユーザーにアプローチできる範囲も上がり、認知度や集客率の向上が期待できます。
ただし、あまり利用頻度が少ないと割引の対象にならない場合があります。
利用前には事前に問い合わせて割引対象になるかどうか確認しておきましょう。
動画広告は最初の3秒に力を入れる
動画広告は、最初の3秒が勝負どころです。
全体的にユーザーは広告にはよいイメージを持っていません。
そのため、最初の数秒で広告を見続けるかどうかを決めると言われています。スキップされない魅力的な広告を作るために、はじめの3秒は特に力を入れて動画を作成しましょう。
全体的な動画の長さは5〜60秒で制作できますが、TikTok公式では9〜15秒の短い動画を推奨しています。
長い動画はその分多くの情報を配信できるものの、60秒の動画を最後まで見るユーザーが少ないため、費用対効果的にも避けたほうがよいでしょう。
ユーザーがファーストインパクトで「面白いか」「興味を持てるか」を判断しています。
印象に残るBGMや目を引くビジュアルなどを工夫して、インパクトを残せるような動画を制作していきましょう。
クリエイティブは縦型で作成する
TikTokのユーザーは、ほとんどスマートフォンで閲覧しています。
そのため、スマートフォンで見やすい縦型(9:16)でクリエイティブを作成するのがおすすめです。
YouTubeなどは横型広告のほうが見やすいため同じように作成してしまうと、TikTokでは上下に空間ができ、とても見にくくなるので広告効果も期待できません。
また、縦型クリエイティブのメリットは、通常の投稿のように違和感がなくなり広告らしさが緩和されるところにもあります。
広告っぽさを消すことで「広告=スキップしよう」といった心理が働きにくくなり、ユーザーに見てもらえる確率がアップします。
TikTok広告はすべて縦型で配信することで、費用対効果も変わってきます。
動画広告と同様に画面を最大限に活用し、面白さを全面に出した広告を作成することが大切です。
機械学習を上手に活用する
TikTokは機械学習の学習効果を得られるSNSです。
広告の費用対効果をアップするには、機械学習も上手に活用することもポイントです。
ほかにも機械学習を搭載しているプラットフォームがありますが、TikTokは特に優秀だと言われています。
TikTokのおすすめ動画を考えてみましょう。
さまざまなおすすめ動画が配信されるなかで、だんだん自分が好きなタイプの内容が多くなっていると気づいたことはないでしょうか。
これは、TikTokが機械学習によってよりユーザーが好みそうな動画を提供しているためです。
TikTokは広告が配信されると同時に、機械学習で目標の最適化を実施します。
しっかりと学習がすすめば、よりコンバージョン率が高いユーザーに向けて効率よく配信できるようになります。
ただし、本格的に最適化をさせるには一定の学習期間が必要で、7日間以内に50コンバージョンが必要です。
最初に広告の配信を少なくしてしまうと学習期間が長くなり、最適化まで時間がかかるので注意してください。
余分な広告費用を抑えてコンバージョンしやすいターゲットに効率よく配信するためにも、機械学習の活用も視野に入れて、アカウントを設計するようにしましょう。
TikTok広告を出稿する際の注意点
TikTok広告を出稿する際の注意点は、以下のとおりです。
- ブランド広告リザベーション(予約型広告):出稿後の修正ができない、申し込み後のキャンセルができない
- オークション広告(運用型広告):最低出稿金額が決まっている
ブランド広告リザベーション(予約型広告)、オークション広告(運用型広告)どちらにも注意点があるので、TikTok広告を出稿する際は注意しましょう。
ブランド広告リザベーション(予約型広告):出稿後の修正ができない
TikTokのブランド広告リザベーション(予約型広告)では、出稿後の修正ができません。出稿後に、誤字・脱字、リンク先などの誤りに気付いても、修正ができないので注意が必要です。ブランド広告リザベーション(予約型広告)を出稿する際は、事前にクリエイティブなどの掲載内容を入念に確認しましょう。
ブランド広告リザベーション(予約型広告):申し込み後のキャンセルができない
TikTokのブランド広告リザベーション(予約型広告)は、申し込み後のキャンセルができせん。広告を出稿してからではなく、申し込みが完了した時点で請求対象になるので注意が必要です。ブランド広告リザベーション(予約型広告)を出稿する際は、事前にスケジュールや予算をよく確認したうえで申し込みを行いましょう。
オークション広告(運用型広告):最低出稿金額が決まっている
TikTokのオークション広告(運用型広告)は、最低出稿金額が1日5,000円と決まっています。そのため、Google広告やInstagram広告のように、1日500円や1,000円などの少額運用はできません。TikTokのオークション広告(運用型広告)を出稿する際は「5,000×30日」で最低15万円は準備しておきましょう。
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まとめ
TikTok広告の種類別の特徴と費用相場について解説しました。
TikTok広告で配信可能な広告は以下のとおりで、それぞれで課金方式が違います。
分類 | 広告フォーマット | 課金方式 | 費用相場 | おすすめのケース |
ブランド広告リザベーション(予約型広告) | TopView | インプレッション課金型(CPM) | 最低出稿金額500万円~ | フルスクリーンでインパクトのある広告を配信し、ブランド認知度を一気に高めたい場合 |
Reach&Frequency | インプレッション課金型(CPM) | 配信量に応じた消化分請求 | 確実に狙ったユーザーにアプローチしたい場合 | |
Branded Mission | パッケージ金額 | Mission Standard:903万円~ Mission Mega:1,806万円~ |
TikTokのユーザーコンテンツを利用して、エンゲージメントを高めたい場合 | |
オークション広告(運用型広告) | ブランドキャンペーン目的 | インプレッション課金型(CPM)
最適化インプレッション課金型(oCPM) クリック課金型(CPC) 6秒FocusedView |
最低出稿金額5,000円/日 | リーチの最大化や動画視聴を促したい場合 |
パフォーマンスキャンペーン目的 | インプレッション課金型(CPM)
最適化インプレッション課金型(oCPM) クリック課金型(CPC) 6秒FocusedView |
最低出稿金額5,000円/日 | Webサイトへの誘導やアプリインストール、コンバージョンを獲得したい場合 |
※2024年1月現在
TikTok広告は他のSNSより高額な広告も多い反面、質の高い広告を配信すれば大きな効果を期待できるのが特徴です。
クリエイティブのクオリティが広告の費用対効果に影響するのはどの種類も同じですが、いずれもさらに自社の目的に合った種類や課金方式を選ぶことが重要です。
また、費用対効果を高めて早く結果を出したい場合は、効果検証や広告運用の経験も必要となるでしょう。
TikTokも徐々にユーザーの年齢層の幅も広がり、広告のニーズも多様化しています。
広告を配信する前には十分なリサーチを行い、ニーズに合ったクリエイティブ制作をすることが費用対効果を上げるための第一歩です。
とはいえ、多様なニーズに合わせた広告を作成し、成果を出すことは非常に難しいのも事実です。
株式会社J・Gripマーケティングでは、大手企業から中小企業までの数多くの実績をもとにお客様の目標達成に貢献したいと考えております。効果の出るTikTok運用をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。
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