YouTube広告ならではの効果とは?失敗しないために知っておくべき注意点も解説

YouTubeは全世界で20億人以上、国内では7,000万人を超える視聴者数を誇る、非常に人気が高い動画プラットフォームとして知られています。

動画といえばYouTubeと言われるほど、老若男女幅広いユーザー層で視聴されているのが特徴です。

そのため、YouTube広告の出稿を考えている企業も多いでしょう。

YouTube広告は、多様な広告形式があり、ターゲットにあった広告を出稿できる媒体です。

おもに潜在顧客の発見とブランド認知の向上などの効果が期待できます。
また、視聴者数の多さを活かし、テレビCMのように広範囲のユーザーへのアプローチも可能です。

さらに、自社サイトやランディングページへのリンクを設置できるため、商品やサービス購入検討段階までユーザーの行動を促せます。

今回の記事では、YouTube広告に期待できる5つの効果や、テレビCM・他のSNS動画広告との比較、YouTube広告で失敗する企業の特徴を紹介します。

YouTube広告の出稿を検討している方は、ぜひ最後までご覧いただき、導入を検討してみましょう。

YouTube広告に期待できる5つの効果

YouTube広告にはさまざまな効果が期待できます。

そのうち、とくに注目したい効果を5つ紹介します。

ブランド認知度が向上しやすい

YouTubeは、世界最大の動画共有プラットフォームです。

YouTubeの国内ユーザー数は、Googleによると7,120万人を超えており、そのうち2,680 万人以上が45〜64歳のユーザーと、若年層に限らず幅広い世代で利用が進んでいます。

また、YouTubeには、さまざまなジャンルの動画が豊富に公開されているため、ユーザーの視聴意欲が高いという特徴があります。

例えば、2021年にナイキジャパンがYouTubeで公開した「動かしつづける。自分を。未来を。」という動画広告が挙げられます。

この動画広告は、スポーツに打ち込む人々の姿を描いたもので、YouTube Works Awards Japan 2021のグランプリを受賞しました。

このYouTube広告は、大きな反響を呼び、視聴者からさまざまな意見があがりました。
この動画広告の公開後、ナイキの認知度は大幅に向上し、ブランドイメージも向上したと言われています。

また、Googleによると、YouTube広告を実施した企業の99%が「ブランド認知度の向上に効果があった」と回答したとの調査結果がでています

さらに、YouTube広告の視聴者は、広告を見た企業のブランドを覚えている割合が、テレビの視聴よりも高い傾向にあるとのことです。

圧倒的なユーザー数と広いユーザー層を活かし、ブランド認知の向上を目指すためにYouTube広告は効果的であると言えます。

潜在顧客にリーチしやすく新規顧客を開拓できる

YouTubeは圧倒的なユーザー数を活かして、さまざまな年齢層や興味を持つ幅広いユーザーへのリーチが可能です。

 

また、YouTube広告はターゲティング機能が充実しており、性別・年齢・興味関心などに基づいて、広告の配信先を絞り込めます。自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーに対して広告を配信すれば、効率よく新規顧客を開拓できるでしょう。

コンバージョン率がアップしやすい

YouTube広告は、商品やサービスの購入、資料請求、来店予約など、さまざまなコンバージョンを設定可能です。

さらに、設定したコンバージョンを達成したユーザーの特徴を参考にターゲティング設定をすれば、よりコンバージョンしやすいユーザーに広告を配信できるようになります。

また、YouTube広告は視覚に訴求するため、視聴者の購買意欲を刺激することも可能です。

冷凍食品ハンバーグを例にあげると、ハンバーグの焼ける音、肉汁、おいしそうに食べる人の表情などが、「食べてみたい」というユーザーの購買意欲を高めます。

そのため、視覚や聴覚に訴えることができる商材を扱っている企業にとっては非常に魅力的な広告媒体といえます。

コストパフォーマンスが高い

YouTube広告では、ユーザーがスキップできるタイプの広告フォーマットを用意しています。

スキップされた広告は広告費が発生しないため、広告の無駄遣いを減らし、効果的に予算を活用できます。

また、広告主は自分の予算に合わせて広告キャンペーンをカスタマイズでき、高額な予算を用意しなくても配信可能です。

さらにYouTube広告は、細かなターゲティングができるため、反応がありそうなユーザーに対してピンポイントで広告を配信できます。

効率のよい広告配信を行えば、広告費のコスト削減にもつながります。

自社サイトに誘導しやすい

YouTube広告には、CTA(Call to Action)という行動を喚起するためのボタンやテキストを設定できるため、視聴者の行動を促せます。

例えば「詳しく見る」「購入はこちら」といったCTAを設定して、自社サイトに誘導します。

動画の流れで商品やサービスに興味をもってもらい、次の行動にうながすことが可能です。

さらに、広告の効果を測定できるため、自社サイトへの誘導率を改善も行えます。

YouTubeと他のSNS、テレビCMのどれが効果的か?

同じ動画による広告でも、YouTube広告と他の媒体の動画広告ではさまざまな違いがあります。

以前は企業の動画広告といえばテレビCMが主流でした。

しかし、電通の発表によると、2022年のテレビメディア広告費が1兆8,019億円であるのに対し、インターネット広告媒体費は2兆4,801億円と大きく伸びているのが現状です。

ここでは、YouTube広告とテレビCM、他のSNSの動画広告との比較を紹介します。

YouTube広告との違いを知り、自社ではどの媒体を使うのが最も効果的かを判断する参考にしてください。

YouTube広告とテレビCMの違い

YouTube広告とテレビCMの違いの比較表は次のとおりです。

項目 YouTube広告 テレビのCM
配信先 YouTube動画 テレビ番組やCM枠
配信時間 広告主が設定した時間 番組やCM枠の決まった時間
ターゲティング 性別、年齢、興味関心などを広告主が設定可能 不特定多数
広告フォーマット 静止画、動画、インストリーム広告、バンパー広告など 静止画・動画
広告費 クリック課金制、インプレッション課金制など 番組やCM枠の単価
効果測定 視聴回数、クリック率、コンバージョン率など 延べ視聴率・延べ注視率
目的 コンバージョン率を向上させたい

特定のターゲットにリーチしたい

幅広い層の視聴者に露出したい

テレビのCMは、不特定多数の人に広告を届けられるのが特徴です。ターゲティングの細かい設定はできません。

例えば、平日の昼間なら主婦層が多く見ている、青春ドラマの途中で流れるCMなら若者層が見やすいのように、CMを流す時間帯によっておおまかに行うことは可能です。

そのため、テレビCMは認知度を高めるために、幅広い層の視聴者に露出したい場合に向いています。

YouTube広告は、詳細なターゲティングを設定できるので、自社の商品やサービスに興味を持ってくれる潜在顧客に、効果的に広告を届けられるのが特徴です。

性別や年齢・居住エリア・興味関心などでフィルターをかけて、自社商品に興味がありそうなユーザーにアプローチが可能です。

YouTube広告は、コンバージョン率を向上させたい場合や、特定のターゲットにリーチしたい場合に適しているといえます。

また、配信後の効果測定も違いがあります。

テレビCMは視聴率で評価しますが、CMを見たユーザーの動向までは分析できません。

YouTube広告は、分析ツールを利用して視聴回数やクリック数、コンバージョン数など数値で確認できます。

分析結果をもとにPDCAを回しながら広告のブラッシュアップしながら、広告をバージョンアップし続ける必要があります。

YouTube広告と他のSNS広告との違い

YouTubeと並んで動画配信プラットフォームとして人気が高いTikTokと、主要SNS(X(旧Twitter)・Instagram・Facebook)のおもな違いを紹介します。

主要SNSの動画広告は、いずれもタイムラインやフィードに流れるのが特徴です。

それぞれの特徴を一覧表にまとめました。
自社が扱っているサービスや商品にどれがマッチしているか参考にしてみるのもよいでしょう。

特徴 向いているもの
YouTube広告 ・動画が比較的長い(数分~)
・広告スキップの有無を選択可能
・スキップ可能な広告でも5秒間は視聴してもらえる
・季節ものの商材
・新商品の告知
・清涼飲料水や食品
TikTok広告 ・動画が短い(数秒~)
・拡散されやすい
・広告のスキップは不可
・エンターテインメント
・ライフスタイル
・コスメ
他のSNS動画広告
・X(旧Twitter)
・Facebook
・Instagram
・動画と一緒にテキストを投稿可能
・拡散されやすい
・X(旧Twitter):ゲーム・マンガ
・Facebook:ビジネス商材
・Instagram:ファッション・旅行

同じ動画広告であるTikTok広告とYouTube広告の大きな違いは、動画の長さとスキップの有無です。

TikTok広告は、一般の投稿と区別しにくいため、注目されれば拡散されやすいのが特徴です。

ただし、広告はスキップできるため、ユーザーの興味をひかなければまったく見てもらえない可能性もあります。

YouTube広告は、スキップの有無を広告主で選択できます。

また、スキップ可能な広告も5秒間はスキップできないため、広告を必ず視聴してもらえる点が強みです。

しかし、5秒でも、ユーザーに強制的に広告を見せられたという印象を与えないためにも、魅力的なクリエイティブを作成することが非常に重要なポイントとなります。

他のSNS広告は、動画と同時にテキストでも伝えられる形式で投稿できるため、動画の補足をテキストで補えるのが特徴です。

また、シェアやリツイートなどで共有しやすいので、バズれば多くのユーザーに見てもらえる可能性があります。

また、以下の表のとおり、YouTubeは他のSNSに比べて圧倒的なユーザー数を誇り、全世代が視聴しています。
そのため、SNS広告の中でもより幅広いユーザーへのアプローチが可能です。

種類 国内ユーザー数 メインユーザー層
YouTube広告 7,120万人以上 10~60代
X(旧Twitter)広告 4,500万人以上 10~30代
Facebook広告 2,600万人以上 30~40代
Instagram広告 3,300万以上 10~50代
TikTok広告 950万人以上 10~20代

YouTube広告に向いている業界

いくら多くのユーザーに訴求できるとはいえ、全ての業界やサービスがYouTube広告が向いているとは限りません。

YouTube広告は、視覚的な訴求が効果的な業界・サービスに向いています。

YouTube広告は次のような業界と相性がよいとされています。

  • 自動車
  • スポーツ
  • ファッション・コスメ
  • 旅行

個人の趣味に関係する分野では、商品やサービスを購入する際により多くの情報を収集します。

そのため、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えながら、詳細な情報を提供しやすい商品やサービスは、YouTube広告との相性がよいのです。

例えば、自動車やスポーツ用品などの分野では、商品の機能や性能、使い勝手などを動画で紹介することで、ユーザーの興味を引きつけ、購買意欲を高められます。

ファッションやコスメ業界では、商品のビジュアルや使用方法の実演など、静止画より伝えやすいため、製品の魅力をより表現できます。

目的地の美しさや体験をビジュアルで伝えることが重要な旅行業界も、YouTubeの動画広告が効果的です。実際の旅行体験を映像で見せることで、視聴者の旅行欲を刺激できます。

このように、自社の商品やサービスが「商品やサービスの特徴を視覚的に訴求できるか」を基準に、YouTube広告に向いているかどうかをチェックしてみましょう。

YouTube広告で失敗する企業4つの特徴

人気が高くユーザー数が多いYouTubeでも、ただ広告を配信するだけでは成果はあがりません。

YouTube広告で失敗する企業の特徴を4つ紹介します。

youtube広告の効果について

YouTubeは人気が高い媒体のため競合も多く、成功するには念入りな準備と正しい取り組み方が重要です。

次に紹介する項目で自社に該当する項目があれば、実際に開始する前に対策しておきましょう。

Youtubeを運用する体制が整っていない

YouTubeで企業広告を運用するのは、InstagramやXといった他のSNSと比較して運用負荷が高く、簡単には行えません。

そのため、適切な運用体制が整っていない企業は、YouTube広告運用がうまくいかない可能性があります

YouTube広告の配信はただ動画を撮って公開だけでなく、次のような業務を行える体制作りが必要です。

  • 動画の撮影
  • 編集
  • 動画のアップロード
  • 広告の設定
  • 効果測定・分析
  • 改善

適切な体制を整えずに始めると大きな負担となり、挫折するリスクがあります

広告運用には時間と労力が必要なため、体制が整っていないと効果的な投稿や分析が行えず、投じた時間や労力が損失につながります。

そのため、YouTube運用チームには、ノウハウがあるメンバーを加えましょう。

配信開始からスムーズに広告配信するために、YouTube広告参入前に体制を整えておくことも重要です。

効果的なクリエイティブを作成できるメンバーがいない

YouTube広告は視覚的に訴求するため、クリエイティブの出来栄えが非常に重要です。

魅力的なクリエイティブでなければ、ユーザーは広告をスキップしてしまい、見てもらえない可能性が高くなります。

動画のクリエイティブの作成には、撮影や動画編集の機材が必要なのはもちろん、高いクリエイティブ作成スキルをもった人材が必須です。

効果的なクリエイティブを作成する人材には、次のようなスキルが求められます。

 

  • 動画編集
  • 音声編集
  • デザイン
  • 絵コンテ
  • 3DCGの作成
  • デザイン
  • シナリオ作成・企画

一人ですべてのスキルをカバーするのは難しいため、制作チーム内に各スキルを持った人材が所属しているのが理想です。

クリエイティブの作成を社内メンバーで行う場合、人材確保も重要な課題となるでしょう。

しかし、高いスキルを持った人材を採用するのは、時間もコストもかかります。

そのため、クリエイティブ作成を外注したほうが費用対効果が高いケースが多いです。

YouTube広告で成功するためには必ず押さえておくべきポイントなので、YouTube広告を考えているなら、いずれかの方法で優秀な人材を探しておくことが必要です。

バズれば広告効果も上がると考えている

YouTube広告を運用する際のよくある誤解は「再生数を増やし、バズを生み出すことが必要」といった考えです。

確かに動画がバズれば広告も多くの人に見られて、認知度が上がると思われがちですが、バズはユーザーの記憶に残りにくく、計画的に何度も生み出せるものではありません。

YouTubeの運用では、バズを狙うよりも、将来の見込み顧客に情報を届けることがより重要です。

企業のYouTube広告は、単にバズを生み出すのが目的ではありません。

ブランド認知拡大や問い合わせの促進といった自社の目的意識を持つことが大切です。

企業にとっては、拡散よりも適切なターゲットに伝えたい情報を届けることを意識しましょう。

広告を出せばすぐに効果があると考えている

YouTube広告は、結果が現れるまでに時間がかかります。

プロのコンサルタントに依頼した場合でも、チャンネルの特徴やターゲットを理解し、適切なユーザーに拡散するまでに最短でも6ヶ月は必要です。

さらに、実際に売上に影響するまでの効果が出るのは1年程度はかかると理解しておきましょう。

広告を出せばすぐに効果があると考えて参入してしまうと、結果を見てモチベーションが低下してしまいます。

そのため、YouTube広告は長期的な目線で継続する意識をもつことが重要です。

YouTube広告を効果的に運用するには、いかに継続できるかを考えた運用体制の確立が大切です。

まとめ

今回は、YouTube広告に期待できる効果、他の動画広告との違いを中心にYouTube広告を選ぶために知っておきたいポイントを紹介しました。

YouTube広告に期待できる効果は次の5点です。

  • ブランド認知度が向上しやすい
  • 潜在顧客にリーチしやすく新規顧客を開拓できる
  • コンバージョン率がアップしやすい
  • コストパフォーマンスが高い
  • 自社サイトに誘導しやすい

そして、YouTube広告が他の動画広告より優れている点は次のとおりです。

  • テレビCMより、詳細なターゲティングを設定が可能なため、自社商品に興味がありそうなユーザーにアプローチできる
  • 他のSNS広告より、ユーザー数が多く、全世代に対して幅広く広告を配信できる

また、YouTube広告は短期間で現れるまでに時間がかかります。

YouTube広告で失敗しないためには、クリエイティブや運用を行える体制づくりが非常に重要です

魅力的なクリエイティブの作成にはスキルが高い人材が必須ですが、社内で採用するのが難しい場合は、外注も検討することをおすすめします。

株式会社J・Gripマーケティングでは、大手企業から中小企業までの数多くの実績をもとにYouTube広告運用のサポートを行なっております。

YouTube広告で効率よく効果をあげたい、クオリティの高いクリエイティブを作成するサポートしてほしいとお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

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