Instagram広告に強い運用代行を選ぶには?おすすめ代理店5選
「Instagram広告の運用代行を依頼したいけど、広告代理店選びが難しい……」
「そもそも、広告代理店に依頼するべきなのか判断がつかない……」
Instagram広告の配信を検討していても、広告代理店選びの悩みからなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- Instagram広告に強いおすすめ代理店5選
- Instagram広告の代理店を選ぶポイント
- Instagram広告の運用代行を依頼するメリット・デメリット
などについて、詳しく解説していきます。
Instagram広告は、運用する担当者で結果が大きく変わるものです。
「信頼できる広告代理店を選びたい」「広告代理店選びに失敗したくない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
Instagram広告の運用代行におすすめの代理店3選
Instagram広告は、運用者で広告効果が変わるため、運用代行を依頼する代理店選びは非常に重要です。ここでは、Instagram広告の運用代行におすすめの代理店を3社紹介します。
株式会社J・Gripマーケティング
株式会社J・Gripマーケティングは、Web集客事業を生業とする「総合Webプロデュース企業」です。Instagram広告をはじめとした、Web広告全般を取り扱い、ストーリーズやリール広告用のクリエイティブ制作も行っています。株式会社J・Gripマーケティングのおもな特徴は、以下のとおりです。
- Instagram広告などのSNS広告に強い
- 幅広いマーケティング知識がある
- バナーや動画などのクリエイティブ制作が可能
また、創業より積み重ねてきた運用実績が数多く、Meta社が定める「Meta Business Partners」のバッジを取得しています。「このバッジを取得しているから効果が出る」わけではありませんが、運用実績が豊富で信頼できる代理店であることがわかります。
公式HP:株式会社J・Gripマーケティング
アナグラム株式会社
アナグラム株式会社は、Web広告運用からDX化などの支援を行っている企業です。とくに、Web広告の運用には定評があり、Meta Business Partnersだけでなく、Google広告、Yahoo!広告、LINE広告、Criteoの正規代理店でもあります。アナグラム株式会社のおもな特徴は、以下のとおりです。
- Web広告主要媒体の正規代理店
- クリエイティブ制作の依頼可能
- 30万円以上から運用代行の依頼可能
また、アナグラム株式会社ではインハウス支援も行っているため、将来的にWeb広告のインハウス化を検討している方にもおすすめです。
公式HP:アナグラム株式会社
株式会社アイレップ
株式会社アイレップは、博報堂DYグループの代理店です。Google Premier Partner Awards 国内最優秀賞を3部門で受賞(2020年3月 現在)するなど、Web広告の運用実績は十分といえます。株式会社アイレップのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 博報堂DYグループによるトータル支援
- 豊富な運用実績から高い効果が期待できる
- Instagram広告以外の運用代行も可能
Google広告やYahoo!広告の正規代理店でもあるので、Instagram広告以外の運用代行も相談可能です。
公式HP:株式会社アイレップ
Instagram広告のクリエイティブ制作に強い代理店2選
Instagram広告の効果は、クリエイティブで決まるといっても過言ではありません。そこで、クリエイティブ制作に力を入れたい方向けの代理店を2社紹介します。
株式会社pamxy
株式会社pamxyは、IP事業のノウハウを活用したSNSマーケティングが得意な代理店です。自社運用するYouTubeチャンネルの累計登録者数は130万人を超え、動画マーケティングの強さがうかがえます。株式会社pamxyのおもな特徴は、以下のとおりです。
- 動画クリエイティブの制作が得意
- SNSマーケティングの知見が豊富
- SNSアカウントの運用も依頼できる
近年では、フィードやストーリーズだけでなく、動画クリエイティブを使ったリール広告の需要も増してきています。リール広告の配信を検討している方は、一度相談してみるとよいでしょう。
公式HP:株式会社pamxy
株式会社メディアハウスホールディングス
株式会社メディアハウスホールディングスは、Instagram広告などのWebマーケティング事業やクリエイティブ事業を展開する代理店です。株式会社メディアハウスホールディングスのおもな特徴は、以下のとおりです。
- クリエイティブ事業に力を入れている
- グラフィックから映像まで幅広く依頼できる
- ブライダル業界はとくに強い
株式会社メディアハウスホールディングスは、ブライダル業界のプロモーションも行っているため、ブライダル業界の広告配信を検討している方はおすすめです。また、クリエイティブ制作に力を入れていることもあり、Instagram広告の運用代行も信頼できるでしょう。
公式HP:株式会社メディアハウスホールディングス
【株式会社J・Gripマーケティング】Instagram広告の運用事例
ここでは、株式会社J・Gripマーケティングが行ったInstagramの運用事例を2つ紹介します。
【case1】家電通販サイトのセッション数・商品購入数が向上
家電通販サイトの認知拡大を図った成功事例です。Instagram広告のリマーケティング・類似オーディエンスを活用することで、月額10万円程度の少ない予算の中で効率良く広告を配信できました。
また、季節物の商品をカルーセル広告(※1)で配信することで、ユーザーの興味をひき、幅広いリーチに成功しました。Instagram広告を配信することで、Googleの自然検索も増えたことから、Instagram広告による相乗効果が発揮できたと考えられます。
(※1)複数枚の画像を1つの広告として配信するスライド式の広告フォーマット
【case2】映画業界の認知拡大施策で400万インプレッション達成
映画のプロモーション施策で、目標の400万インプレッションを達成した事例です。
広告配信を開始した段階では、メインターゲットである昭和世代の男性に向けて広告を配信していました。しかし、Instagram広告では思うように効果がでなかったため、昭和世代の男性にはオフライン広告とFacebook広告を中心にアプローチ。オンラインのInstagram広告では、若い女性に方向転換して広告を配信しました。その結果、インプレッション数が伸び、目標の400万インプレッションに到達しました。
ここからわかることは、Instagram広告はターゲット設定や運用次第で効果が大きく変わるということです。Instagram広告で効果を出したいなら、プロである広告代理店に依頼するのもひとつでしょう。
Instagram広告運用に強い代理店を選ぶ7つのポイント
大手から中小企業まで、数多くの広告代理店が存在する昨今、広告代理店選びはとても重要です。
実際、株式会社GIが発表した「中小企業のインターネット広告代理店活用に関する本音調査」では、約8割の経営者・役員が依頼中の広告代理店に「不満あり」と回答しています。
中でも、多かった理由は
・金額が高い(54.2%)
・広告効果が悪い(51.8%)
・新しい提案があまりない(36.1%)
などで、広告代理店選びに失敗すると、さまざまな不満が出ることが分かります。
ここでは、失敗しない広告代理店選びのポイントを紹介します。
1. 依頼する業界の運用実績
広告代理店を選ぶ際、必ず確認したいのが「依頼する業界の運用実績」です。
画像や動画クリエイティブがメインのInstagram広告では、運用手法や見せ方で効果が大きく変わります。
そのため、依頼する業界の運用実績があるか必ず確認しましょう。
注意したいのが「実績ありますか?」と聞いても、ほとんどの広告代理店は「ある」と答えるはずです。
その場合は「どのような運用手法でどの程度の効果が出たのか」詳しく聞いてみてください。
うやむやにされたり、ごまかされたりした場合は、その業界での運用実績がない可能性が高いです。
また、広告運用で効果を出すためには、業界知識も必要です。
どの程度の業界知識があるのかも、併せて確認するようにしましょう。
2. 戦略立案・コンサルティング能力
Instagram広告は、目的によって広告戦略や運用手法が異なります。
例えば「フォロワーを増やしたい場合」と「問い合わせを獲得したい場合」では、ターゲットもクリエイティブも大きく変わるため、目的に沿った戦略立案が必要です。
また、機械学習を用いた自動運用が主流の今では、データ分析や企画・提案力などのコンサルティング能力で、効果が劇的に変わることもあります。
良い広告代理店は、業界や商材のことを深く理解し、過去のデータや実績から成功する確率の高い方法を提案してくれます。
広告代理店を選びに失敗しないためにも、目的に沿った戦略立案やコンサルティング能力なども確認しておきましょう。
3. クリエイティブ制作の有無
Instagram広告を配信するには、画像や動画などのクリエイティブが必要です。
広告代理店にクリエイティブ制作も依頼する場合、運用手数料とは別に費用が発生します。
しかし、中には運用手数料にクリエイティブ制作費用を含んでいる広告代理店もあるため、契約前に確認しておくとよいでしょう。
また、クリエイティブ制作が可能な場合「頻度」と「枚数」の確認も忘れてはいけません。
「初回のみ3枚制作」「月1~2枚制作」など、クリエイティブ制作の頻度が少ないと、有効な検証ができず、効果はどんどん悪化していきます。
Instagram広告の効果は、クリエイティブで決まるといっても過言ではありません。
広告代理店を選ぶ際は、効果的なクリエイティブ制作を行ってくれるか確認しましょう。
4. 料金体系
広告代理店によって、料金体系はさまざまです。
運用手数料は20%前後が相場ですが、月額30万円や50万円など、最低広告予算を設定している広告代理店も多いので注意が必要です。
料金体系は、ホームページで確認できることもありますが、記載がない場合は直接問い合わせて確認するようにしましょう。
5. 担当者の対応
広告代理店を選ぶ際は、担当者の質も重要です。
株式会社GIが発表した「中小企業のインターネット広告代理店活用に関する本音調査」でも
・新しい提案があまりない(36.1%)
・レスポンスが遅い(33.7%)
・担当者が頻繁に変わる(22.9%)
など、担当者に対する不満・モヤモヤが挙げられています。
レスポンスが遅いと、今何をやっているか進捗確認に困ることもあるでしょう。
ただでさえ、広告運用はブラックボックスになりがちなので、担当者のレスポンスのスピードは重要視することをおすすめします。
また、広告代理店に多いのが「担当者が頻繁に変わる」ことです。
部署移動や社内体制の変更なので仕方がない部分もありますが、担当者が頻繁に変わると不安になってしまいますよね。
担当者でInstagram広告の効果は大きく変わってくるので、社内の運用体制は事前に確認しておくとよいでしょう。
6. 周囲の評判がいい
Instagram広告運用に強い代理店を見つけるポイントとして、周囲の評判が挙げられます。ネット上で評判のいい代理店に依頼しても、実際はあまりよくなかったというケースも考えられます。そのため、周りの経営者やマーケティング担当者がどこに運用代行を依頼しているのかなど、情報交換するのもひとつです。
7. ビジネスマッチングサイトでの評価が高い
代理店探しにビジネスマッチングサイトを利用する方も多いでしょう。ビジネスマッチングサイトはさまざまですが、中には取引実績や評価が閲覧できるサイトもあります。その場合は、過去の実績や評価を見て、信頼できる代理店かどうか確認しましょう。
また、直接オンラインで会話できる場合は、具体的な運用実績や得意な業界などを確認することをおすすめします。
Instagram広告|運用代行を依頼する3つのメリット
Instagram広告は、適切なターゲティング設定やクリエイティブ制作など、運用次第で費用対効果を高められる広告媒体です。
しかし、効果を出すのは簡単ではありません。
費用対効果を高めるためには、ある程度の運用知識・スキルが必要なので、自社内にノウハウがない場合は広告代理店への運用代行依頼を検討しましょう。
ここでは、広告代理店に運用代行を依頼する際のメリットを3つ紹介します。
1. 運用ノウハウが豊富で効果が出やすい
Instagram広告の運用は、知識がないと思うような効果が得られない可能性が高いです。
その点、数々の広告アカウントを運用してきた広告代理店には、豊富な運用ノウハウが蓄積されています。
成功から失敗まで幅広い運用ノウハウが蓄積されているため、自社で運用するよりも効果が出やすいといえます。
2. 広告運用の手間が省ける
Instagram広告に限らず、Web広告の運用は手間がかかります。
アカウント作成から戦略立案、入稿作業、日々の数値チェック、レポート作成など、広告運用業務は多岐にわたり、自社内で行う場合は多くのリソースを必要とします。
マーケティング部署などの専属部署があれば問題ありませんが、兼任の場合はほかの業務に支障をきたす可能性もあるでしょう。
広告代理店に依頼することで、Instagram広告におけるすべての業務を代行してくれるため、社内のリソース問題も解決されます。
3. 最新情報のキャッチアップが早い
Web広告はアップデートが多く、Instagramも例外ではありません。
Instagramの仕様が変われば、広告の配信面や手法も変わり、常に最新情報を入手できる状態を作ることが重要です。
しかし、自社運用でInstagram広告だけに集中することは難しく、どうしても情報のキャッチアップは遅くなってしまいます。
これでは、せっかくのアップデートも生かしきれず、機会損失につながる恐れもあります。
例えば、2023年3月に新しい広告配信面である「検索結果」が追加されました。
新しい配信面は競合が少なく、CPC(1回あたりのクリック単価)が安くなる傾向にあるため、効率良くユーザーを獲得できるチャンスです。
このような最新情報は”知っているかどうか”で大きくプロモーション効果が変わってきます。
広告代理店は、Instagram広告に限らず、広告業界のすべての情報にアンテナを張っています。
最新情報を素早くキャッチして、効果の見込める施策を広告運用に反映してもらえるのは、大きなメリットといえるでしょう。
Instagram広告|運用代行を依頼する3つのデメリット
広告代理店にInstagram広告の運用代行を依頼すれば、高い効果が期待でき、社内のリソース不足問題も解消されます.
しかし、メリットばかりではありません。
ここでは、広告代理店に運用代行を依頼するデメリットを3つ紹介します。
1. 運用手数料が発生する
広告代理店に運用代行を依頼する最大のデメリットは、運用手数料が発生することです。
運用手数料の相場は、広告配信費用の20%ですが、30%や15%で設定している広告代理店もあります。
運用手数料が安い広告代理店は、実績が少なく、安くしてでも契約を取りたいと考えていることが多いので注意が必要です。
運用手数料20%と聞くと「高い」と感じるかもしれませんが、広告運用に必要な業務をすべて代行してくれると考えると、妥当な金額といえます。
例えば、広告配信費用50万円で依頼した場合、運用手数料は10万円です。
しかし、広告運用にはアカウント作成から各種設定、日々の数値チェックなど、さまざまな業務があり、専属の社員がいなければとても回りません。
20万円~30万円程度の給料で、広告運用経験のある社員を1人雇用することを考えると、運用手数料20%は妥当な金額、もしくは安いといえます。
広告代理店に依頼する場合は、運用手数料と人件費を天秤にかけて判断するとよいでしょう。
2. 変更点などの反映が遅くなる
広告代理店に運用代行を依頼する場合、変更点などの反映が遅くなる可能性があります。
運用担当者は1人につき複数案件を抱えていることが多く、広告運用以外の業務を担っていることもあります。
そのため「ここを変更してほしい」と急に依頼しても、すぐに対応できず、反映までタイムラグが生じる場合が出てきます。
自社運用であれば、すぐに社員に連絡して反映してもらえますが、広告代理店に依頼している場合はそうはいきません。
基本的には、土日や祝日の対応もできないので、金曜日に連絡すると翌週の対応になるケースも考えられます。
広告代理店に運用代行を依頼する場合は、急な依頼が発生しないように、計画的に変更点を伝えておきましょう。
また、日ごろから担当者と連絡を密に取り、関係性を深めておくことも重要です。
3. 自社内にノウハウが蓄積されない
広告代理店に運用代行を依頼すると、自社内にノウハウが蓄積されない可能性があります。
定期的なレポート提出やミーティングなどで結果の共有はあるものの、具体的な運用手法や設定方法などは分かりません。
そのため、一度広告代理店に運用代行を依頼すると、その後も継続して依頼し続けなければ、Instagram広告を運用できない状況になります。
自社内にノウハウを蓄積したい場合は「レポートに運用手法の詳細を記載いてもらう」「ミーティング時に質問する」などで、少しずつノウハウを蓄積していきましょう。
また、将来的に自社運用を検討している場合は、インハウス化支援に対応した広告代理店を選ぶのもひとつです。
運用代行を依頼する前に知っておきたいInstagram広告
4大SNSの中でもここ数年で勢力を伸ばしている「Instagram」。
ユーザー数は3,300万人(2019年3月時点)を超え、LINE、X(旧Twitter)に次いで3番目の数字です。
また、総務省が発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」でのアプリ利用率は48.5%で、LINEに次いで高い利用率を誇っています。
一昔前は、検索といえばGoogleが主流でしたが、近年ではInstagramで調べものをする人が多く、Instagram広告は多くの検索ユーザーにリーチ(※)できる広告媒体といえます。
しかし、広告代理店に運用代行を完全に丸投げするのはおすすめできません。
Instagram広告の特徴や効果の出やすい業界など、基本的な知識は依頼する前に知っておくことが重要です。
(※)広告を見たユーザー数
Instagram広告の効果が出ない…とお悩みの方には、以下の記事もおすすめです。
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Instagram広告の特徴
Instagram広告の特徴の主な特徴は、以下のとおりです。
- 画像・動画メインのクリエイティブ
- 豊富な広告フォーマット
- 購買行動への影響が大きい
- 若い女性向け商品・サービス訴求に効果が出やすい
画像・動画メインのクリエイティブ
TwitterやFacebookとは異なり、Instagramは画像や動画がメインのSNSです。
つまり、Instagramは視覚重視のSNSであり、画像や動画の質がそのまま広告効果に反映されます。
費用対効果を高めるためには、いろいろな画像・動画を配信して、どの訴求がユーザーに刺さるのか効果検証するのがベストです。
豊富な広告フォーマット
Instagram広告は、1枚画像や動画以外にも、複数枚の画像をスライドで表示させ「カルーセル広告」や複数商品をまとめて表示できる「コレクション広告」など、さまざまな広告フォーマットが用意されています。
そのため、広告配信する商材や訴求内容に合わせて、適切な広告フォーマットを選択することが可能です。
豊富な広告フォーマットをうまく活用することで、高い費用対効果を発揮できるのは、Instagram広告の大きな魅力といえます。
Instagramの広告フォーマット種類について詳しくはこちら
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購買行動への影響が大きい
「インスタ映え」という言葉が流行したように、Instagramはおしゃれな写真を楽しむSNSというイメージがあります。
今もその風潮は大きく変わってはいませんが、Instagram上でのユーザー動向は大きく変わってきています。
株式会社ホットリンクが発表した「Instagramの利用動向に関する調査」の結果で、Instagram上でよく閲覧する場所の第3位に「検索機能」がランクインしています。
これは、ユーザーがInstagramで自分の知りたい商品・サービスの情報収集を積極的に行っている証拠です。
また、同調査の「Instagramの投稿を見たことがきっかけで、商品を購入したことがありますか?」という問いに46.2%のユーザーが「ある」と回答しています。
Instagramはただおしゃれな写真を楽しむだけではなく、今では商品を購入する大きなきっかけになっているのです。
若い女性向け商品・サービス訴求に効果が出やすい
日本のInstagram利用者は、男性が43%、女性が57%で女性利用者が多い傾向にあります。
そのため、若い女性向けの商品・サービス訴求に向いており、アパレルやコスメなどの美容、飲食、アプリ、求人などが効果の出やすい業界といえます。
また、2022年に株式会社パスチャーが発表した「Instagram最新動向レポート」の主要5業界Instagramエンゲージメント率(※)では、以下のような結果になっています。
■美容・コスメ(平均:1.41%)
■飲食(平均:2.76%)
■旅行(平均:3.20%)
■ファッション・アパレル(平均:0.55%)
■メディア(平均:1.76%)
Instagramと相性の良い主要5業界ですが、中でも「旅行業界」「飲食業界」のエンゲージメント率の高さが目立ちます。
一方で「美容・コスメ業界」「ファッション・アパレル業界」のエンゲージメント率は伸び悩んでいることから、競合が激しいことが予想されます。
この調査結果からも、Instagramの魅力であるフルスクリーン表示を活かせる業界がユーザーの興味をひき、エンゲージメントを獲得できることが分かります。
Instagram広告は業界との相性もありますが、打ち出し方にも力を入れることが重要といえるでしょう。
(※)「いいね」「コメント」など、ユーザーからのアクションのこと
参照:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Metaについて
Instagram広告の運用代行|よくある質問
ここでは、Instagram広告の運用代行について、よくある質問をまとめて紹介します。
Instagram広告の運用代行について、不安や疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q:Instagram広告の運用代行を依頼する際、準備するものはありますか?
A:Instagram広告を配信する場合、最低でもFacebookページが必要です。
Facebookページは「自社で作成して広告代理店に管理権限を付与する方法」と「Facebookページの作成から広告代理店に依頼する方法」の大きく2つあります。
こだわりがなければ、広告代理店にFacebookページの作成をお願いしても問題ありませんが、その場合はページ所有者が広告代理店になるので注意が必要です。
また、勘違いしがちですが、InstagramアカウントがなくてもInstagram広告は配信できます。
とはいえ、Instagramアカウントがあるに越したことはないので、すでにアカウントを持っている場合は、ログイン情報を依頼する広告代理店に共有するようにしましょう。
Q:Instagram広告はどれくらいの期間で効果が出ますか?
A:業界や商材、広告配信の目的によっても効果はさまざまです。
フォロワー獲得やWebサイトへの誘導などが目的の場合は、比較的すぐに効果が出ることもありますが、問い合わせ獲得などのCV目的はそう簡単にいきません。
これは、Instagram広告の学習期間が大きく影響しています。
Instagram広告では「7日間で約50件のCV獲得」が最適化の条件とされており、最低でも配信開始から1週間は数値が安定しないことが予想されます。
最適化が上手く回るようになるまで一定期間かかることが多く、Instagram広告を配信する場合は短期的な目標ではなく、1か月、3か月、半年など、中長期で目標を立て経過を見るようにしましょう。
Q:Instagram広告に最低出稿金額はありますか?
A:Instagram広告自体に最低出稿金額(※)は定められていませんが、広告代理店によっては月額の最低広告予算が設定されている場合はあります。
そのため、契約前に広告代理店ごとの最低広告予算を確認しておきましょう。
(※)広告セットや配信期間によって最低出稿金額は異なります。
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まとめ
Instagram広告の運用に強い代理店を選ぶポイントは、以下のとおりです。
- 依頼する業界の運用実績があるか
- 戦略立案・コンサルティング能力があるか
- クリエイティブ制作をおこなっているか
- 料金体系(運用手数料相場は20%前後)
- 担当者の対応は迅速か
- 周囲の評判がいいか
- ビジネスマッチングサイトでの評価が高いか
ユーザー数が3,300万人を超え、LINE、X(旧Twitter)に迫る勢いで伸び続けている「Instagram」。今では、検索ツールとして使用され、実際にInstagramの投稿をきっかけに商品を購入するユーザーも増えてきています。中でも、女性利用者が多いことから、若い女性向けの商品・サービス訴求に向いており、アパレルやコスメなどの美容、飲食、アプリ、求人などが効果の出やすい業界といえます。
そんなInstagramですが、広告配信には専門的な知識やスキルが必要になるため、運用代行を検討している方も多いでしょう。広告代理店に運用代行を依頼する大きなメリットは、運用ノウハウが豊富で効果が出やすいことです。自社運用の場合、運用経験の乏しさから「効果が出ない」「最適な改善案も見つからない」という事態に陥る可能性があります。その点、運用ノウハウが豊富な広告代理店に依頼することで、最適なプランの提案から、効果が出る広告運用を行ってもらえます。
しかし、広告代理店に依頼すると「運用手数料が発生する」「自社内にノウハウが蓄積されない」などのデメリットがあります。運用代行を依頼する場合は、メリットとデメリットの両方を考慮して検討しましょう。
こちらの記事では、自社運用と運用代行、どちらの方が自社に合っているかチャート形式で判断できます。
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株式会社J・Gripマーケティングでは、大手企業から中小企業までの数多くの実績をもとにお客様の目標達成に貢献したいと考えております。効果の出るInstagram広告運用をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。
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