Facebook広告の運用代行会社はどう選ぶ?信頼できる広告代理店の見極め方
「Facebook広告の運用代行を依頼したいけど、効果が出るのか不安……」
「信頼できる広告代理店をどうやって探せばいいのか分からない……」
Facebook広告の運用代行を依頼したいけど、広告代理店選びに失敗したくないと考えている方は多いでしょう。
この記事では、以下のポイントについて詳しく解説していきます。
- Facebook広告の運用代行を依頼するメリット・デメリット
- Facebook広告に強い広告代理店の見極め方
- 信頼できる広告代理店の探し方
Facebook広告は、依頼する広告代理店によって得られる効果も変わります。
広告代理店選びに失敗したくない方は、この記事で解説するポイントを参考にしてみてください。
Facebook広告の運用代行を依頼する4つのメリット
Facebook広告の運用代行を依頼するメリットは、以下の4つです。
2. 社内のリソース不足が解消される
3. 改善につながる効果検証ができる
4. 他の広告媒体も依頼できる
Facebook広告の運用代行を検討している方は、どのようなメリットがあるのか把握しておきましょう。
1. プロが運用してくれる
Facebook広告の運用代行を依頼する最大のメリットは、プロが運用してくれることです。
Facebook広告で高い効果を出すには、専門的な知識や経験が必要です。
広告代理店は、数十~数百以上のアカウントを運用しているため「どうすれば効果が出るのか」など、効果の出し方を知っています。
もちろん、広告運用自体は初心者でも可能ですが、プロが運用するのとでは結果は歴然です。
「確実に効果を出したい」「無駄なお金を使いたくない」と思っている方は、広告代理店への依頼を検討してみましょう。
2. 社内のリソース不足が解消される
Web広告の運用は、戦略立案からクリエイティブ制作、アカウント設計に入稿作業など、やることがたくさんあります。
自社運用の場合、多くのリソースを割かれてしまい、本業に支障をきたす可能性も十分に考えられます。
その点、広告代理店に運用代行を依頼することで、広告運用に費やす時間を減らせるため、社内のリソース不足が解消されるメリットがあります。
中小企業やベンチャー企業にとって、広告運用業務は大きな負担になります。
リソース不足を解消して、本業に集中するためにも、信頼できる広告代理店を探すのが良いでしょう。
3. 改善につながる効果検証ができる
Web広告初心者がつまずきがちなのが、効果検証です。
改善につながる効果検証をするためには「どの指標を見れば何が分かるのか」を知っておく必要があります。
とくに、SNS特有の指標が多いFacebook広告では、分析する指標が分からず、効果的な改善につなげられないケースも考えられます。
そのため、正しい効果検証で改善につなげたい場合は、プロである広告代理店に依頼するのが賢明です。
広告代理店なら、運用レポートや過去の実績をもとに、効果的な改善につなげてくれるでしょう。
4. 他の広告媒体も依頼できる
広告代理店は、Facebook広告以外の広告媒体も依頼できます。
例えば、Google広告やYahoo!プロモーション広告、LINE広告など、依頼できる広告媒体はさまざまです。
Facebook広告で効果が出なかったときや、幅を広げたい場合など、すぐに相談できるのは大きなメリットといえます。
ただし、広告代理店によって、運用できる広告媒体は異なるので、注意が必要です。
Facebook広告の運用代行を依頼する2つのデメリット
Facebook広告の運用代行を依頼するメリットは、以下の2つです。
- 運用手数料が発生する
- 予算内で効果が出ないことがある
広告代理店に運用代行を依頼する際は、メリットだけでなくデメリットも考慮したうえで検討しましょう。
1. 運用手数料が発生する
広告代理店にFacebook広告の運用代行を依頼すると、運用手数料が発生します。
もっとも多い運用手数は「広告費用の20%」ですが、広告代理店によって運用手数料は異なる場合があります。
また、運用手数料以外に「初期費用」が発生することもあるので、注意が必要です。
運用手数料などの料金形態は、事前にホームページで調べるか、直接問い合わせて確認しておきましょう。
2. 予算内で効果が出ないことがある
Facebook広告の運用を広告代理店に依頼しても、予算内で効果が出ないことがあります。
広告運用に絶対はありません。
広告代理店も、効果が出るように戦略立案や効果改善を行ってくれますが、限られた予算では目標数字に到達しないこともあります。
その際は、どうすれば目標数字に近づけるのか、しっかりと分析をして、改善案を出してもらいましょう。
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Facebook広告に強い広告代理店の見極め方
Facebook広告の運用代行を依頼する際、重要なのが「広告代理店選び」です。
広告代理店選びに失敗すると、思うような効果が出ず、無駄な出費になる可能性もあります。
現に、株式会社GIが発表した「中小企業のインターネット広告代理店活用に関する本音調査」では、約8割の経営者・役員が依頼中の広告代理店に「不満あり」と回答しています。
中でも、多かった理由は
・金額が高い(54.2%)
・広告効果が悪い(51.8%)
・新しい提案があまりない(36.1%)
などで、広告代理店選びに失敗すると、さまざまな不満が出ることが分かります。
広告代理店選びに失敗しないためにも、Facebook広告に強い広告代理店の見極め方を紹介します。
Metaビジネスパートナーのバッジを取得しているか
Facebook広告の運用代行を依頼する際は、「Metaビジネスパートナーのバッジを取得しているか」確認しましょう。
Metaビジネスパートナーとは、Meta社の定めた基準をクリアし、技術やビジネスの成長を支援する能力があると認められた企業のことです。
その中でも「過去180日間の消化金額」や「運用アカウント数」など、厳正な審査を通過した企業のみ、Metaビジネスパートナーのバッジを取得できます。
Metaビジネスパートナーのバッジを取得しているだけで、多くのFacebook広告アカウントを運用しており、実績が豊富であることが分かります。
広告代理店を選ぶ際は、Metaビジネスパートナーのバッジを取得しているか確認してみると良いでしょう。
Metaビジネスパートナーのバッジを取得している企業は、Meta社が提供する「パートナーディレクトリ」で探せます。
参照:Meta| Meta Business Partnersのエージェンシーパートナーについて
Facebook広告での運用実績があるか
Facebook広告は、運用方法で結果が大きく変わります。
そのため、Facebook広告に強い広告代理店を見極めるには、Facebook広告での運用実績を確認しましょう。
ただし「Facebook広告での運用実績ありますか?」と聞いても「ない」と回答する広告代理店はありません。
その場合は、Facebook広告をどのように運用して、どれだけの効果を出したのか、具体的な事例を確認することをおすすめします。
レポートが見やすく分かりやすいか
Facebook広告の効果測定を行うために「レポート」は欠かせません。
しかし、Web広告初心者の方は、レポートを見ても”何が良くて何が悪いのか”分からないことがあります。
そのため、なるべく見やすく分かりやすいレポートを提出してくれる広告代理店を選ぶでのがおすすめです。
正直、レポートは自分が見やすければ問題ありませんが、押さえておきたいポイントもあります。
・グラフを使って視覚的に分かる
・性別、年齢別などの数値が分かる
・クリエイティブ別の数値が見やすい
レポートが見やすければ、社内共有もしやすく、疑問点などを見つけやすくなります。
契約前に、一度レポートのひな型を見せてもらうと良いでしょう。
デザインが自社とマッチしているか
Facebook広告は、バナーや動画がメインクリエイティブです。
クリエイティブを自社で準備する場合は必要ありませんが、広告代理店に依頼する場合は「デザインが自社とマッチしているか」確認しましょう。
広告配信する商材とテイストが違いすぎると、ブランド認知のされ方も変わってきます。
また、クリエイティブ制作可能と謳っている広告代理店でも、デザインセンスが感じられない場合もあります。
Facebook広告は、バナーひとつで結果が大きく変わります。
広告代理店を選ぶ際は、過去に制作したバナーやランディングページ(以下、LP)などを見えてもらい、デザイン性を確認することをおすすめします。
信頼できる広告代理店の探し方
広告代理店を探すといっても、どうやって探せばいいのか分かりませんよね。
信頼できる広告代理店の探し方は、以下の2つです。
- インターネットで探す
- 紹介してもらう
それぞれの特徴を理解して、自社に合った探し方を見つけましょう。
インターネットで探す
1つ目の探し方は、インターネットで探す方法です。
先述した「Metaビジネスパートナーのバッジを取得している広告代理店」を探すのもひとつですが、ホームページ内の実績などを確認するのもおすすめです。
広告代理店によっては、運用した企業やどのような効果が出たのかなど、ホームページ内に掲載していることがあります。
また、ホームページ内のコラム(情報発信)も、信頼できる広告代理店であるかの判断材料になるので、参考にしてみてください。
紹介してもらう
2つ目の探し方は、知人に紹介してもらう方法です。
知り合いの企業や付き合いのある企業に”信頼できる広告代理店”を紹介してもらう方法が、もっとも安全で失敗するリスクも低いでしょう。
また、知り合いの紹介なら、広告代理店の「特徴」や「効果」などを聞きやすいというメリットもあります。
信頼できる広告代理店を探す際は、まずは身近な人に聞いてみるのが良いでしょう。
【タイプ別】広告代理店の料金形態
広告代理店の料金形態には、大きく3つの種類があります。
- 運用手数料タイプ
- 定額タイプ
- 成果報酬タイプ
依頼する広告代理店によって、料金形態が異なる場合があるので、必ず契約前に確認するようにしましょう。
運用手数料タイプ
もっともオーソドックスなのが「運用手数料タイプ」です。
運用手数料の相場は、広告費用の15%~30%程度で、多くの広告代理店は20%に設定しています。
運用手数料20%ということは、100万円の広告を配信すると、20万円の運用手数料が発生するということ。
20%と聞くと「高い」と感じるかもしれませんが、広告運用に必要な業務をすべて代行してくれると考えると、妥当な金額といえます。
運用手数料タイプは、広告予算が上がるほど運用手数料も上がるので、人件費などと天秤にかけて検討するようにしましょう。
定額タイプ
運用手数料タイプとは異なり「定額タイプ」でサービスを提供している広告代理店もあります。
定額タイプのメリットは、広告予算に限らず費用が発生するため、月額のランディングコストを計算しやすいことです。
一般的には、月額3~6万円などの低価格で始められますが、定額タイプの場合は作業範囲が限られていることがあります。
例えば「シミュレーション作成不可」「改善案の提案不可」など、対応していない作業が発生する可能性があります。
定額タイプの広告代理店に依頼する際は、定額料金でどこまでの作業を代行してもらえるのか、確認しておきましょう。
成果報酬タイプ
珍しいですが「成果報酬タイプ」の広告代理店もあります。
成果報酬タイプは、広告運用によって発生した、商品の購入や問い合わせなどのコンバージョンに対して料金が発生する仕組みです。
つまり、一般的な運用手数料はなく、コンバージョンが発生しない限り、費用が発生することはありません。
成果報酬タイプの広告代理店は、広告運用に自信を持っていることが多く、成果を上げやすいというメリットもあります。
しっかりと成果に対して報酬を支払いたいと考えている方は、成果報酬タイプの広告代理店を探すことをおすすめします。
運用代行を依頼する前に整理する3つのこと
広告代理店に運用代行を依頼する前に、整理しておきたいことがいくつかあります。
- サービス内容
- 目的・要件
- Facebook広告との相性
初回の打ち合わせで必ず聞かれる項目なので、スムーズに進めるためにも事前に整理しておくことをおすすめします。
1. サービス内容
広告代理店に依頼する前に、広告配信を検討しているサービス内容を整理しておきましょう。
具体的に整理するポイントは、以下のとおりです。
・対象サービスのLPもしくはWebサイト
・対象サービスの強み
・対象サービスのターゲット
Facebook広告を配信するなら、リンク先となるLPもしくはWebサイトが必要です。
ユーザーが訪問した際に、どのようなサービスか分かりやすいような設計にしましょう。
また、もっとも重要なのは「対象サービスの強み」です。
正直、明確な強みがないと、どれだけの広告予算を費やしても思うような効果は出ません。
ポイントとなるのは”独自の強み”です。
よく「強みは何か?」尋ねると「他社よりも値段が安い」「他社よりも優れた機能がある」などを挙げられますが、これらを独自の強みと言うには少し弱いです。
独自の強みと言うのは、自分たちのサービスにしかないものを指します。
「他社よりも値段が安い」「他社よりも優れた機能がある」などの特徴は、ユーザーからしたら誤差であり、そこまで心に響きません。
差別化を図るためにも、他社にはない”独自の強み”を明確にしましょう。
2. 目的・要件
広告代理店に依頼する前に、広告配信の目的や要件を整理しておきましょう。
Facebook広告の運用をするうえで、必要になる情報は以下のとおりです。
・広告配信の目的
・現状の課題
・上限広告予算
・広告配信開始日・終了日
・リンク先ページ
・コンバージョンポイント(※)
・目標CPA(顧客獲得単価)
Facebook広告の運用をするうえで、まず必要なのが「広告配信の目的」です。
「ブランド認知度を向上させたい」「資料請求してほしい」「売上を上げたい」など、なぜFacebook広告の配信を検討したのか、その目的から整理しましょう。
現状の課題は、目的とセットにすると考えやすいはずです。
例えば「不動産業界に特化した業務改善ツールを立ち上げたけど、現状プロモーションを行っていない。だから、Facebook広告でブランド認知度を向上させつつ、サービスの資料請求につなげたい」など、これだけで筋の通った目的になり、広告代理店も分かりやすいでしょう。
また、Facebook広告で効果を出すには、コンバージョンポイントの設定も重要です。
コンバージョンポイントのハードルが高すぎると、成果につながりにくく、Facebook広告の機械学習もうまく回りません。
そのため、目標とするコンバージョンポイントを決め、ハードルの高さについては依頼する広告代理店と相談して決めるのが良いでしょう。
(※)コンバージョン計測地点「申し込み完了」「資料請求」「フォーム遷移」など
3. Facebook広告との相性
広告代理店に依頼する前に、Facebook広告との相性も見直しましょう。
総務省が発表した「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」では、Facebookの全年代利用率は29.9%。
もっとも利用率が高かったのが30代の46.5%、次いで40代の38.2%です。
20代の利用率が27.8%で30%以下、10代の利用率も11.4%と低迷していることから、Facebookは若年層ではなく、30代~40代のビジネスパーソンに支持されていることが分かります。
実名登録のFacebookでは、他のSNSほどの気軽な投稿ができず、プライベートよりも同僚やクライアントとつながるために使用されているケースが多いです。
そのため、Facebook広告は、BtoB商材や採用関連の商材との相性が良いといえるでしょう。
商材が若年層向けの場合は、広告媒体を見直すか、広告代理店に相談することをおすすめします。
まとめ
Facebook広告で効果を出すなら”Facebook広告に強い広告代理店”を選ぶことが重要です。
以下の4つのポイントを参考に、広告代理店を見極めましょう。
- Metaビジネスパートナーのバッジを取得しているか
- Facebook広告での運用実績があるか
- レポートが見やすく分かりやすいか
- デザインが自社とマッチしているか
とくに「Metaビジネスパートナーのバッジを取得しているか」は、とても重要なポイントなので、Meta社が提供している「パートナーディレクトリ」で事前に調べることをおすすめします。
Facebook広告を、知識や経験のない自社で運用しても、高い効果は見込めないでしょう。
広告運用のプロである広告代理店に依頼することで、高い効果が期待でき、広告運用に割く社内リソース不足の解消にもつながります。
しかし、広告代理店に運用代行を依頼すると、運用手数料が発生するというデメリットもあります。
運用手数料の相場は15%~30%で、広告代理店によって異なります。
中には、運用手数料ではなく、月額固定費用の「定額タイプ」やコンバージョン1件ごとに報酬が発生する「成果報酬タイプ」の広告代理店もあります。
自社の予算や人件費と天秤にかけて、どの料金形態の広告代理店がベストなのか検討しましょう。
また、Facebook広告で効果を出すためには、広告代理店にすべて丸投げではいけません。
1. サービス内容
2. 目的・要件
3. Facebook広告との相性
など、自社で準備出来ることは準備して、広告代理店に協力する姿勢を見せることも大切です。
株式会社J・Gripマーケティングでは、大手企業から中小企業までの数多くの実績をもとにお客様の目標達成に貢献したいと考えております。
Metaビジネスパートナーのバッジも取得しているので、Facebook広告の運用代行を検討している方は、お気軽にご相談ください。
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執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。
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