地域別・Web広告業界事情(福岡編)
福岡には通販企業が多い
前回のコラムでは京都・大阪のWeb広告業界事情をお伝えしましたが、今回取り上げるのは「福岡」。
まず、福岡は産業の構成が少し特徴的で、どういうわけかネット通販企業が非常に多いのです。
私が見たところ、この現象には
(1)九州から全国展開を目指すにはネット通販ビジネスが有利
(2)大陸が近く、物品の輸入に便利
という理由があるのではないかと思うのですが、いずれにせよWeb広告のニーズが非常に大きいのは事実。
注目すべき地域なのではないかと考えています。
アポイントは比較的とりやすい
福岡に赴任して感じたのは、「東京と比べるとアポイントがとりやすい」ということ。
新規営業を行う場合にも、「挨拶だけなら」「話を聞くだけなら」と、会ってくださる方が多いような気がします。
本当に関心のある商談にしか応じない東京の効率重視の雰囲気とは少し違いますね。
ただし、最初のアポイントがとれてから、契約の締結に至るまでにかかる時間は、むしろ福岡のほうが長い。
関西でもそうだったのですが、地方では企業同士、人同士のつながりが非常に強いのです。
そのため、すでに別の代理店と取引があるお客様はそう簡単に別の業者に切り替えようとしない傾向があります。
その分、一度信頼していただければ、その後長期的なおつきあいがしやすいとも言えます。
地方ならではの相場観
これは関西の場合もそうなのですが、やはり首都圏と比べると地方の企業がWeb広告にかける予算は少し低いというのが現状です。
都内の相場と比べると、半分~3分の1の予算感をお持ちの企業様が多い。
もちろん私たちも可能な限りお客様の予算に合わせて提案はさせていただくのですが、Web広告にはコンサルタントが手間をかける(=人件費をかける)ほど良い効果が出せるという側面もあります。
そういう意味では、お客様側にもある程度Web広告の仕組みやコスト面もご理解いただき、二人三脚で広告を運用していくのがベストなのではないでしょうか?
地方発のビジネスをWebで成功させていくため、引き続き私たちもお客様に有益な情報を提供し続けていきたいですね。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。