LPを制作する前に必要な3つの情報とは

公開日:2016.03.09

効果の出るLPの制作が、スムーズにできない理由とは?

「LPの制作を制作会社に依頼しているけど、なぜか毎回修正に時間がかかる上に、あまり効果が出ない……」とお悩みの企業広告担当者の話を、よく耳にします。
こうしたケースに共通した原因があることを、ご存知でしょうか。
その原因とは、LPの制作に取り掛かる前にそろえておくべき情報が不足していることです。

※LP制作における参考ページ↓
ランディングページ制作(LP)は安いとダメ?依頼するときの費用のウラ側を徹底解説

よく見受けられるのが、

(1)「こんなイメージで仕上げてほしい」という参考サイトのURL
(2)LPの中身として使う既存の情報(商品パンフレットや自社HPなど)

を用意し、LP制作をスタートするケース。

これだけあればうまくいきそうなものですが、実は広告の打ち出し方が定まっていないので、制作段階に入ってから「やっぱりこっちのデザインにしてほしい」「こっちの情報を強調してほしい」などと構成のやり直しが生じ、制作時間がかかる上に効果が出ないLPができあがってしまいがちなのです。

では、効果の出るLPをスピーディに作るには、制作前にどのような情報が必要なのでしょうか?

LP制作前に必要な3つの情報

(1)LPの目的(ゴール設定)

LPの目的(ゴール設定)には様々なものがあります。

たとえば「ある商材を購入してもらうこと」が目的の場合と、「とりあえずメルマガに登録してくれればOK」の場合とでは、ユーザーから見たときの「ハードルの高さ」が全く違いますよね。
そしてLPも、その目的に合わせたトーンや情報を選んで作る必要があります。

逆にいうと、ゴール設定が不明確なまま効果的なLPは作ることはできません。

(2)ターゲット

ゴールが明確になったら、次は商材のターゲット像を考えます。
たとえば一口で化粧品といっても、ターゲットの性別、年齢、主婦なのかビジネスウーマンなのか、既婚者・未婚者、子どもの有無、生活レベル、指向性など、考えられる属性は様々です。
自社の商材をどういうユーザーが買ってくれるのか、可能な限り細かくリアルにイメージすること(=ペルソナ設定)が、広告戦略の第一歩。

その人は普段どんなライフスタイルを送っているのか、どんな雑誌・TVを見ているのか、そういう人ならどんなデザインが好みで、どういう情報に惹かれるのか。

そうして掘り下げていけば、自ずとLPのデザインの方向性も定まってきますよね。

LPのデザインは「企業側がかっこいいと思うもの」になりがちですが、その考え方ではデザイン決めに迷走して時間がかかる上、結局ユーザーの心に刺さらず効果が出ないもの。
ターゲット層が明確であればあるほど、精度の高いデザインに仕上がります。

(3)商材の「売り」

どんな商材にも競合は存在するもの。ターゲットに自社の商材を買ってもらうためには、商材を他社と明確に差別化することが必要です。

たとえば高級化粧品なら、「他社にない貴重な成分が使われている」「1か月使うだけでこれだけ効果が出ると実証されている」といった品質面でのアピールが有効ですし、リーズナブルな化粧品なら「コストパフォーマンス」を打ち出すなど、訴求ポイントを考えます。

B to Bの商材などであれば「営業マンによるアフターフォローが非常に充実している」といった、サービス面での訴求も有効でしょう。

制作会社と協力しながら、3つの情報を考えましょう

これら3つの情報がそろえば、おのずとターゲットの好むデザインやキーワード、キャッチコピーは導き出せるため、スムーズに効果の出るLPが作れるはず。
他社の参考サイトやパンフレット等の既存情報も、上記の3つの情報があればこそ、効果的に活用できます。

といっても、制作会社に依頼する前に企業側がすべて用意しなければならない、というわけではありません。
制作会社との打合せの中でこれらの要素を抽出すればOKですし、必要に応じて商材の強みを強調するための情報(たとえばアンケートでお客様の声を集めるなど)を新しく用意することも可能です。

制作会社にLP制作を依頼する際には、ぜひこのノウハウを活用してくださいね。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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