地域密着型Webプロモーション(全般編)

公開日:2014.09.09

地域密着型Webプロモーションの3つのセオリー

Webプロモーションと一言でいっても様々なものがありますが、大別すると地域密着型のプロモーションと、地域を問わないプロモーションの2種類があります。

地域密着型ビジネスの例として挙げられるのは、地域限定の飲食店、美容室、エステサロン、不動産会社、工務店、歯科医等ですね。実はこうした地域密着型のプロモーションでは、全国展開のプロモーションとは異なるノウハウがあるのをご存知でしょうか?

今回のコラムでは、3つのポイントに絞って解説します。

セオリー(1) 商圏を把握する

まず重要なのは、商圏を正確に把握すること。

たとえば渋谷に店舗があるダイニングバーが、北海道在住のユーザーに向けて広告を配信してもあまり意味はありませんよね。
飲食店であれば通常、最寄駅か隣の駅ぐらいに住んでいる、または働いているユーザーを対象に広告を配信するのが良いといわれています。
一方、自動車の整備工場のように、自動車で来店するケースが多い店舗の場合は、駅ではなく、隣接する市区までを対象に配信すると良いでしょう。

ちなみに、地域別に配信できる代表的な広告はリスティング広告。
Yahoo!プロモーション広告やGoogleAdWordsといったいわゆるリスティング広告では、PCやスマートフォンにてユーザーが利用している場所を、市区町村レベルまで把握でき、広告配信時に選ぶことができます。
また、検索キーワードに「笹塚 美容室」などと地名を入れることで、その地域で店舗を探しているユーザーをキャッチするのも有効な手法ですね。

セオリー(2) スマートフォンサイトを充実させる

飲食店やクリニックなど、一般消費者向けのローカルビジネスでは、ユーザーがスマートフォンを使って情報を検索するケースが非常に多いといわれています。
ですから、スマートフォン向けのWebサイトをきちんと作るのは今や不可欠。
PCサイト向けのレイアウトをそのまま縮小してスマートフォンに表示させているWebサイトをときどき見かけますが、やはり見づらいサイトは離脱率が高いのです。

セオリー(3) マップ検索を活用する

みなさんは地域の店舗をスマートフォンで検索したとき、近くの店舗の位置を表示したGoogleマップが表示されるのを見たことがないでしょうか? 
そしてこのマップの下に、最大7つまで店舗の名前がテキストで表示されるのですが、ここで上位に表示されれば広告効果はバツグン。
このGoogleマップの中で上位に店名・社名を表示させる技術を、MEO(Map EngineOptimization=地図検索最適化)といい、スマートフォン向けの露出強化になります。
いかがでしょうか?
もちろん、ローカルビジネスのプロモーション手法には駅看板やチラシなどアナログな方法も健在。
また、大手メディアのポータルサイトに掲載するという従来のプロモーションを使うのも良いでしょう。
しかし、工夫次第でより効率的に成果を出せる新しいWebプロモーション手法が、今は次々と登場しています。
他の手法と合わせて上手に活用するのが、集客力アップの秘訣だと私は思います。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。

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