【Yahoo!プロモーション広告で海外へ広告配信する裏技とは?】
海外へのリスティング広告ではGoogle Adwordsを使うことが多いのではと思います。
何せGoogle Adwordsでは普通にセグメント出来る海外のエリア設定が、Yahoo!プロモーション広告では日本国内しか無いのですから。
しかし、実はYahoo!プロモーション広告でもある裏技を使うことで海外への配信も可能なのです。
使うのはエリアの除外設定です。
海外へ配信するということはつまり日本へ配信したくないということになりますので、日本のエリア全てを除外設定してしまいます。
そうすることで「日本以外のどこか=海外」への配信が可能になります。
ただし、あくまでも日本以外のどこかへの配信となりますので実際にどの国へ配信されているのかデータを取得することは出来ません。
実際に弊社にてBtoB向けVPN(Virtual Private Network)案件の実績があります。
本クライアント様は海外への販促を検討されていたのですが、Google Adwordsに限らず様々な媒体で認知拡大も図りたいというご要望が御座いました。
とは言えBtoB商材であり、当時はまだSNSがビジネスへそこまで浸透しておらずfacebook広告などはイマイチというクライアント様のご意見もあり、リスティング広告で何か良い案はないかという話になりました。
そこで提案したのがYahoo!プロモーション広告での日本エリア全除外による海外配信でした。
実際の実施施策としてはYahoo!プロモーション広告及びGoogle Adwordsでそれぞれ検索連動型広告、リターゲティング広告で展開致しました。
結果としてはYahoo!プロモーション広告でも検索連動型広告、リターゲティング広告ともにGoogle Adwordsとほぼ同数値のCPAで成果獲得をすることが出来ました。
媒体 | 施策 | 表示回数 | CVR | CPA |
Yahoo!プロモーション広告 | 検索連動型広告 | 7,631 | 5.00% | ¥2,696 |
リターゲティング | 293,548 | 1.51% | ¥2,051 | |
GoogleAdwords | 検索連動型広告 | 10,978 | 4.69% | ¥2,365 |
リマーケティング | 152,386 | 1.58% | ¥1,839 |
海外へのWEB広告配信は、直接セグメント可能なGoogle Adwordsやfacebook広告だけでなく、Yahoo!プロモーション広告を利用し他媒体ではリーチ出来ない層へのアプローチも選択肢として検討することが可能です。
相性次第では同程度以上の成果も期待されますので、まずは海外へのリーチ拡大を考えているという企業様は、是非Yahoo!プロモーション広告も含め様々な媒体での広告出稿を検討されてみてはいかがでしょうか。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
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