比較メディアの効果的な選び方・使い方(後篇)

公開日:2015.05.11

効果をきちんと測定して、優良なメディアを絞り込んでいこう

前回のコラムでは、インバウンド型営業における比較メディアの選び方についてご紹介しました。

今回お伝えするのは、比較メディアの効果検証方法。

メディア選定以上に効果検証が会社の収益にとっては重要で、検証をどれだけ緻密に行っていくかによって費用対効果も大きく変わってきます。

では、具体的にどのようなデータに基づいてメディアを評価すればよいのでしょうか。

毎月、必ずチェックしたい効果測定項目とは

複数の比較メディアを利用していると、その効果には差が出てきます。

「Aというメディアは紹介件数は多いが成約率が低く、最終的な受注単価が高くついている」
「Bというメディアは紹介件数が少ないがアポ率は高く、大型の受注がとれているので実は利益率が高い」

といった情報を明確に数値化するには、次の4つのデータを毎月メディアごとにとることが必要です。

・アポ率
・提案率(見積を出せた確率)
・受注率
・利益率

同じ反響案件でも、案件によって検討段階に差が有りますで、導入決定済の段階の案件もあれば、「とりあえず資料を」という案件もあります。

これがメディアによって温度感の高い案件が多いメディアと、資料請求ベースの案件が多いメディアなどに明確に分かれることがあります。

どのメディア経由での案件が質が高く、そして利益に繋がっているかを上記のデータをとることにより判断できますので、おのずと自社に合った優良メディアがどこなのか見えてくるはずです。

比較メディアとの上手な付き合い方

自社に適した比較メディアがわかってきたら、さらにメディアを上手に活用しましょう。

具体的には、反響数をより高めるため、「サイト上位に掲載する方法はあるのか、またその際にどの程度費用が必要なのか」といったことや、案件のマッチ率を高めるため、顧客のセグメント精度を高められないか等が考えられます。

メディア担当者に相談すると調整してくれたり、メディア側にもメリットがあれば、新たなプランを設けてくれることもあります。

以前書いた「広告代理店との上手な付き合い方」というコラムの中でも触れましたが、外部パートナーと積極的にコミュニケーションをとっていくことは、非常に重要です。

効果検証の方法に関して、オススメのツール等も紹介できますので、思うような成果がでていないマーケ担当の方がいましたら、是非ご相談ください。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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