テンプレートを活用したランディングページ制作
商品販売やキャンペーン、イベント集客をWEB上にて行う際に、既存のWEBサイトとは別にランディングページを制作することが良くあります。ホームページ制作会社に発注するケースが一般的ですが、ご自身での制作を検討されたことのある方も多いのではないでしょうか。
専門的な知識がない方でも簡単にランディングページを制作する手段として、テンプレートを活用する方法があります。
テンプレートを活用することで、誰でも簡単にランディングページを制作することが出来るメリットがある一方で、デメリットもあります。
今回は、テンプレートを活用したランディングページ制作について、メリット・デメリットの観点に着目し、説明致します。
テンプレートを活用したランディングページ制作のメリット
1.制作会社に外注するよりも低コスト
制作会社にランディングページの制作を依頼する場合、30~50万円が相場と言われてます。また、ページ内のコンテンツを改善したり、複数のクリエイティブやデザインを使ってA/Bテストを実施するとなると、都度追加費用が発生します。
一方、テンプレートは無料の物も数多くあり、有料の場合でも数千円程度と非常に低コストに抑えることが可能です。有料の多くは継続課金タイプですが、料金内で数種類のページの作成ができたり、制作以外のオプション機能が充実しているケースもありますので、外注と比較すると格安です。
2.専門知識や技術が無くても制作出来る
ランディングページの制作・構築にはHTMLやCSS、JavaScriptなどの高度なコーディング知識が必要ですが、テンプレートを活用すれば知識ゼロ、少なくとも基本レベルの知識でランディングページを作る事が出来ます。同様に、IllustratorやPhotoshopなどのデザインツールの技術も不要です。
テンプレートで用意されているデザインテーマを使用するため、細かい配色で悩む必要もありません。
また、現在は無料・有料を問わず、ほとんどのテンプレートがスマホ対応デザイン(レスポンシブデザイン)に対応をしてますので、PC用とスマホ用それぞれのランディングページを作る必要もなくなります。
3.PDCAサイクルをスピーディーに回すことが可能
ランディングページのパフォーマンス向上にはPDCAサイクル(LPO)が必要不可欠ですが、テンプレートなら制作に手間も時間もかからないため、A/Bテストや検証・改善のサイクルをスピーディーかつ低コストで回すことが出来ます。
また、ページ編集やコピーも簡単であるため、リスティング広告のキーワード別にキャッチコピーを差し替えるなどの、クリエイティブ別の施策にも便利です。
テンプレートを活用したランディングページ制作のデメリット
1.画一的なデザインになりやすい
テンプレートではあらかじめ用意されたデザインテーマを使用するため、すでに見たことのある仕上がりになりがちです。特に、無料や格安のテンプレートの場合、凝ったデザインが少なく、安っぽい印象を与えてしまう恐れもあります。
ツールによってはCSSを使い、既存のデザインをカスタマイズできるものもありますので、事前によく調べておくことをおススメします。
2.価格によって機能性に差がある
有料のテンプレートにはA/Bテスト機能やメルマガ配信、パーソナライズ表示などさまざまな機能が実装されています。
一方で無料や格安のテンプレートの多くは、公開できるページ数に制限があったり、独自ドメインが使えなかったりと機能面で見劣りしてしまいます。もちろん有料のツールだけをすすめるわけではありませんが、とはいえ用途に必要な機能がなければそもそも導入する意味もありません。
コストを抑えたい場合でも、最低限必要な機能が装備されているかどうか、必ず事前にチェックしておきましょう。
テンプレートを活用して出来るランディングページ制作例
1.WordPress
WordPressは、テーマ次第でデザインやユーザービリティなど様々な特徴を変化させることができます。ランディングページの制作に適したテーマを使えば、ハイセンスなランディングページをすぐに作成できます。テーマを自分でつくることも可能ですが、テンプレートを使うことで、制作コストや時間をかなり軽減できます。テンプレートは無料のものと有料のものがありますが、求めている用途を満たすならどちらでも問題ございません。あくまでもゴールはCVを獲得することだと思いますので、ターゲットとなるユーザーに響きそうなテンプレートを選択するべきでしょう。
2.Bootstrap
Bootstrapのメリットは、デザインやHTMLなどのソースコードがわからなくても、決まったルールの元に機能やWebツールがまとまっているために、簡単に見栄えの良いページを作成できることです。Bootstrapで作成できるWebサイトはPCやスマホ、タブレットにも対応しているレスポンシブデザインであるため、ユーザーにとっても見やすいサイトを制作できます。テンプレートの種類も豊富で無料で活用できるテンプレートが35種類以上もございます。
3.MobApp
モバイルアプリのダウンロードに適したランディングページのHTMLテンプレートです。イメージを美しくみせながら、クリックを得られるレイアウトが魅力です。情報量を縦に並べ過ぎることなく、タブ切り替えで閲覧できるなどの工夫もあります。また、サービスグレードの比較など一覧で見せたいニーズにも対応している構成としての利点を踏まえながら、ホバーなどの効果をオシャレに使っている先進的な印象も嬉しいテンプレートです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここでは、テンプレートを活用したランディングページ制作のメリット、デメリットを紹介しました。
大事なことは、ランディングページを作成した本来の目的が達成できる手段であるかどうかということです。目標CV数や売上目標、目標会員獲得数など、指標はケースバイケースであり、それを達成するためのコストや期間も異なります。
テンプレートを活用したランディングページとプロのデザイナーが制作をしたランディングページを比べれば、コスト面などで優位な立場にありますが、デザインやコンテンツ内容の点で劣ることは明白です。
価格とクオリティのどちらを重要視するか、目標達成に必要なことは何であるか、まずしっかりと考察をした上で、最適な制作方法を選択する必要があります。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。
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