地域別・Web広告業界事情(関西編)
東京、京都、福岡で働いてみて
東京に本社があるJ・Gripですが、実は子会社を含めると京都と福岡にも拠点を展開しています。
私はこの3都市すべてに赴任し、Webコンサルティングを経験してきました。
今回のコラムではその経験から学んだ、「関西のWeb広告業界の特色」を紹介しようと思います。
大阪ではやっぱり「値段」が大事!?
大阪で営業をしてみてわかったのは、やっぱり関西人はお値段に敏感ということ。
<商談をしても「で、なんぼ?」と訊かれることが多い(笑)。
でも、大阪の会社がケチだとか、お金がない、というわけじゃないんです。
大阪で大事なのは、値段そのもの以上に「お得感」なんですね。
大阪では、「値切り」をするのが市民の美徳。
ですから、それにちゃんと答える会社は好かれる。
最初に少しだけ高めの見積を出しておいて、お客様の要望を受けて値下げをするというプロセスを踏むと、受注する確率がぐっと高まるわけです。
京都は「一見さんお断り」!?
同じ関西でも、京都は大阪と全く風土が違います。
何しろ1200年の歴史を誇る古都。
我々のような新しい企業が新規訪問に行っても、なかなかお話を聞いてもらえないケースが多いと感じました。
でも、実はそれは「人のつながりを大事にする」ということの裏返し。
他の企業の紹介を受けてご挨拶に行くと、驚くほどフレンドリーに商談が進むこともあります。
また、これは余談ですが、京都では住む部屋を借りるときもベンチャー企業に対する審査が厳しく、私も一度断られたことがあります(笑)。
関西では「人間関係」が大事
大阪と京都に共通して言えるのは、東京以上に「人間関係」が重視されるということ。
特に大阪は、こまめに顔を見せて親しくなっていくほど、仕事もうまくいく傾向があるようです。
価格とサービス品質を厳格に見て取引先を選ぶ東京とは、やっぱり「土地柄」が違うんですね。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。