高CV率のアカウント続出!Googleアドワーズの「DSK」とは

公開日:2016.08.20

Googleディスプレイネットワークのメニューのひとつ「DSK」

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Googleディスプレイネットワークのサービスの中の一つとして、「DSK」というものがベータ版ではあるのですが、一部の代理店が限定で取り扱える状況になっています。当社でもDSKを取り扱うことが可能で、現在、いくつかのお客さまに提供しております。

今回は、正式リリースはされてはいませんが、効果と精度が高いプロダクトである「DSK」についてお話しできればと思います。

DSKは“キーワードターゲットの強化版”という位置付け

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多くの広告主さんが利用しているGDNでは、自社サイトへ訪問したユーザーに対して条件を指定して広告配信できる「リマーケティング」、キーワードを指定して関連するようなページにユーザーが来たときに広告を出す「キーワードターゲット」、ユーザーの興味・関心などを指定して配信する「インタレストカテゴリ」などといった手法が、一般的となっています。

しかし、商品の購入やお問い合わせ獲得をはじめ、Webで、ユーザーに行動を促す目的で実施する場合、「リマーケティングでは成果が出るけど、他の方法ではなかなか成果が出しづらい」というようなお悩みもよく聞いています。そういった状況の中でDSKというプロダクトは、非常に効果を発揮しています。

DSKとは、「Display Select Keywords(ディスプレイセレクトキーワード)」の略称で、ディスプレイ広告のキーワードを選ぶという点からキーワードターゲットに近いイメージで、“キーワードターゲットの強化版”という位置付けと言えます。

関連性が高くCVしやすいサイトに広告表示が可能に

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DSKは、登録したキーワードをベースにコンバージョン(CV)しやすいであろうユーザーが訪問するページに広告を配信するという仕組みになっています。

一見するとロジックが分かりにくいかもしれませんが、現在扱っている不動産投資の案件を例に説明していきますが、「不動産投資」など関連するキーワードをいくつか入れていて、非常にCVが取れています。

実際にコンバージョンしたページを見ると、「不動産投資を始める人ための基本ガイド」のようなブログや、「30代から始める不動産投資」といったサラリーマンブログなど、そのページを訪れたユーザーがサービスを問い合わせてくれそうになるようなサイトによく出ている、というのが実際に配信してみてよく分かりました。
また、逆に明らかに関連性が低いであろう配信先ページが少なかったことも事実です。

DSKはサイトに関連するユーザーが訪れるであろうページへと、高精度に配信先をセグメントして配信できているサービスと言えます。

通常のリマーケティングでは一回サイトに来たユーザーしかターゲティングできないですし、確かにキーワードターゲットであれば同様にキーワードに関連性の高いページへ配信が可能ですが、配信面が広がりすぎたり、また配信先の精査も時間がかかる作業です。しかしDSKだと、ちょうどよく新規のユーザーに対しても本当に関連性が高いページに出ており、かつ「CVしやすい」ユーザーへ配信されるので、問い合わせ目的の案件でも積極的に導入を検討すべきサービスではと思います。

ウェブ広告で新たな展開を望む人にはうってつけ

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ここまで見ても効果が見込めるDSKですが、実はさらに踏み込んだ利用法があります。それは「プレースメントターゲット」という手法で、配信先レポートを見てから実際にコンバージョンしたページの一覧を確認し、広告を出したいページをURL単位で指定して配信するというものです。つまり、実際にコンバージョンが出たことがあるページを、任意で追加していくことができるのです。

そうやってCV確度が高いサイトを狙い打ちしてより多く広告を出せば、それだけコンバージョンを期待できるだけでなく、その先にも生かせるような、二度利用できるという意味でも非常にメリットの大きい手法ではないでしょうか。

プレースメントターゲットで狙うサイト・ページを探すのもかなり労力を使う作業です。
広告運用者はどのサイトがいいのかを悩むことが多いのですが、この手法であれば、配信先サイトを見ながらCV確度が高いサイトを追加していけます。

現在、窓口は広がっているとは思いますが、当社で取り扱い始めた2年程前に比べ、配信先や配信ユーザーの精度は上がってきている印象を受けます。Yahoo!でも「サーチターゲティング」という似たようなサービスがありますが、DSKは検索したことがあるユーザーや興味があるユーザーが該当に来たときに広告を出せるという意味では、成果が高いかもしれません。

ある程度、広告サービスを利用していて、何か新しい突破口がほしいと感じているような方は、是非とも一度お問い合わせいただければと思います。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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