SEO対策のための集客キーワード選定方法

公開日:2017.06.02

こんにちは、Webディレクターの服部です。

前回「SEO対策をする時の集客キーワード精査の重要性」という記事を書き、
キーワードを決めることの重要性についてご説明しました。

今回は実際にどのような方法でキーワードを選定・決定するのかということについて解説します。

キーワードプランナーを使う

Googleが提供しているキーワードプランナーというツールがあります。
Analyticsのアカウントを作っていれば誰でも利用が可能なツールです。

※Analyticsアカウントの設定方法はこちらの記事をご参照ください
  【初心者WEB担当者向け】GoogleAnalyticsとGoogleSearchConsoleへの登録

キーワードプランナーを使って選定する方法は2段階あります。
それぞれについて見ていきましょう。

キーワード候補を探す

キーワードプランナーの「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」というメニューを使います。

今回は、関連ワードの多い「婚活」という言葉で候補を取得してみます。

700個ものキーワードが出てきました!
この中から自分のサイトの内容に合うワードをピックアップします。

キーワードの検索ボリュームを確認する

キーワード候補をある程度リストアップした後、それぞれの検索ボリュームを確認します。
この時は「検索ボリュームと傾向を取得」というメニューを使います。

今回は、「婚活サイト」「結婚サイト」「お見合いサイト」「結婚相談サイト」「ネット婚活」の5つを調べてみます。
1つ1つ取得しなくとも改行で入力して一気に取得できます。

この結果を見ると「婚活サイト」「ネット婚活」に絞った方がよさそうだとわかりますね。

競合状況を確認する

検索ボリュームで2つに絞ったものの、どちらを選択すべきなのでしょうか。
サイトの印象・方針に合う方で選んでも構いませんが、迷った時には競合状況も確認してみましょう。

下記はそれぞれのワードをシークレットモードで検索した時の検索結果です。

各サイトのページ数を横に追記しました。
ページ数はあくまで目安の一つに過ぎませんが、分かりやすく今回はページ数だけで見てみます。
そうすると、1000ページ未満のサイトは「婚活サイト」で4件、「ネット婚活」で5件です。
1ページ入りを狙うなら「ネット婚活」の方が少し余地があると言えるかもしれません。

※実際には総ページ数だけでの判断はできません。
 そのサイトが持つコンテンツ内容や特性、非類似性なども関係してきます。

ユーザーに聞いてみる

前回の記事でも書いたように、最も大切なのはターゲットユーザーが求めるものとマッチしているかどうかです。
キーワードツールで検索ボリュームを確認するだけでもユーザーが使いそうなワードを見つけることはできますが、細かくユーザーの声を拾うことはできません。
一番確実なのはターゲットユーザーに近い人にヒアリングをすることです。
周りに対象となるような人がいればその人に聞くだけでもいいのですが、手軽に多くの声を集めるツールもあるのでご紹介します。

このミルトークというサービスは大手調査会社マクロミルが開発したユーザートークサービスです。
登録すれば無料で一般ユーザーの声を集めることができます。

このツールを使って、例えば
「婚活を始めよう!と思ったとき、どんな言葉で検索する?」
などの質問をユーザーに投げかけることができます。
今回は実際に投稿してみました。

数時間で100個の回答が集まりました!(無料で収集できるのは100個までです)
これを見ることで「『出会い』というワードも結構使うのかも」「最近は『アプリ』で検索する人も多いんだ」 という発見や、「やはり『婚活』というワードがセオリーだな」という確認をすることができます。
メインワードを決める時にも使えますが、細かいテールワードを探したい時にも活躍してくれるツールです。

まとめ

今回は3つの方法をご紹介しましたが、選定方法はこの3つに限定されるわけではありません。
ユーザーが求めるものにマッチしていて、かつ、ある程度検索ボリュームがあるワードを見つけることができればどんな方法でもOKです。
最適なキーワード選択をして効果的なSEO施策を実施しましょう。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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