GoogleAnalyticsでカンタンにできるページのABテスト

公開日:2014.10.20

従来のABテストの問題点

リスティング広告の広告文やLPなどの効果検証を行うときに広く行われている「ABテスト」。
広告文を複数パターン入れて定期的に検証することはしていても、ランディングページやサイト内の主要ページのABテストまで実行しきっている方は少ないのではないでしょうか?
リスティング広告のリンク先ページのABテストであれば、通常、リンク先のURLを複数用意しての均等配信で効果検証が可能です。
この方法でも問題ないのですが、リスティング広告のように複数のリンク先URLを設定できない広告の場合や、広告ではなくサイト内でのリンク先に設定する場合では効果検証が難しく、解析にも手間がかかるという欠点があります。
そこで、ぜひおすすめしたいのがGoogle Analytics のウェブテストです。実はこれを使って、簡単にABテストを実施する方法があるんです。

GoogleAnalyticsでできるABテスト

実はGoogle AnalyticsによるABテストを実装してみるとわかるのですが、驚くほど設定は簡単です。
1.テスト対象のhtmlファイルを作成する
2.Google Analyticsのタグは全ページ設置し、元となるページにGoogle Analyticsから発行したタグを設置する
3.Google Analytics内で配信比率などの設定を行う
これだけです。
たとえば4パターンのLPで効果検証したい場合には、Google Analyticsからこれらの4つのページが4分の1の確率でユーザーに表示されるよう設定すればOK。
ユーザーは自動的にいずれかのページに均等に振り分けられ、それぞれのページでのコンバージョン率や直帰率、滞在時間などの指標を解析することができるというわけです。
LP以外でも、たとえばサイトの中の「お問い合わせボタン」の色を何パターンか用意し、どれが一番効果的かを確かめるようなケースにも最適。同一のURLから、ボタンの色だけ変えた複数のサイトにユーザーを振り分けられるので、色ごとの効果が簡単に正確に分析できます。

応用的な使い方

さらに、応用的な使い方として「どのページに何パーセントの確率で誘導するかを任意に変更する」ことも可能です。たとえば、A、B、C、Dという4パターンのページがある中で、ページAはこれまでの実績が豊富だとしましょう。B、C、Dも試してみたいけれども、Aで稼げるコンバージョンを下げるのはもったいない。その場合、振り分け率をA:70%、B:10%、C:10%、D:10%といった風に、不均等にすることもできるんです。

一見難しそうなABテストですが、GoogleAnalyticsを普段使っている方ならその日のうちに導入できるぐらい簡単。しかも極めて高い精度で分析ができるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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