Googleはサイトのどこを見て検索順位を決めているのか?

公開日:2016.06.02

検索順位を決める最大の要素とは?

Googleの検索結果は、ユーザー単語(キーワード)を打ち込んで検索をかけ、インデックスされているページの中からユーザーにとって有益と思われるページに順位が付けられ、表示されています。

とてもシンプルな内容に思えますが、実際にGoogleはどのようにして検索順位を決めているのでしょうか?

Googleの検索順位を決める評価基準となる要素は200ぐらいあると言われていて、順位決定への影響力には段階があるようで、ほとんど影響しないものから、変えるだけでかなり変動させられるものまであります。

その中でも影響力が強いトップ3というものを、3月にGoogleが公式に発表しています。どちらが上かというのは公表はしていませんが、

・コンテンツ
・リンク
・RankBrain(ランクブレイン)と呼ばれるAI(人工知能)

という3点が、検索結果のランキング要素のトップ3と言われています。

Googleのコンテンツ評価の基準は「E-A-T」

コンテンツについて、何を持ってGoogleが評価するのかというところですが、完全に答えは出されていないものの、ある程度どういったものが品質が高いとされているかというガイドライン的なものは発表しています。
Googleが示しているのは、「E-A-T」というもので、それぞれ頭文字なのですが、

・Eが「Expertise(専門性)」
・Aが「Authoritativeness(権威性)」
・Tが「Trustworthiness(信頼性)」

となっており、この3要素を満たしたページをコンテンツとしては評価すると規定しています。

では、具体的に何をどうすればいいのでしょうか。

専門性については、取り扱う内容に関して可能な限り詳しいことを書きましょうということ。どんな記事でも網羅的に詳しくというとことが、まず一点です。

権威性に関して、ウェブ上で権威とは、より多くのサイトがリンクされているということを、Googleが基準としているのではと考えられます。

ですから、リンクされやすい記事を作ることが重要で、わかりやす書くということが必要となります。
整理されていて誰が読んでもわかりやすいということであれば、シェアもしたくなりますし、いろいろなところからリンクされる可能性もあります。
その結果リンクを広げていき、ウェブ全体の権威になっていくような形が望ましいと思われます。

最後の信頼性ですが、当然ながら事実を書くということで、あやふやなことは書かない。
結局はすべての要素に関係してきますが、事実を書くことは専門性を書くことにもつながり、正確な記事を書いていれば評価もされるので権威としても上がり、リンクも集まります。

専門性、権威性、信頼性のより高い記事を作ることが評価の対象となると覚えておきましょう。

リンクの重要性は過去も現在も変わらない

リンクに関しては、過去のSEOではリンクを数多く張れば順位が上がるといったイメージがあり、現在でもそう考えている方はいらっしゃるとは思います。

しかし、現在のGoogleの評価でいうと、リンクだけではなくてコンテンツだったりランクブレインだったり、さまざまな面から評価をしているので、単純にリンクだけということではなくなってきています。

ですが、リンクの重要性は変わっておらず、ウェブの特性としてGoogleはクロールしページを回っていくので、リングがないところには訪問できないですし、評価ができないという側面があります。

リンク数の多寡がウェブ上での人気投票のようなイメージという部分は、ある程度は残っている状況がありますから、結果として、リンクは今でも重要な要素だと言えます。

コンテンツにもつながってくるのですが、いいコンテンツにはリンクが集まるということを考えると、リンクは密接にコンテンツと絡み合っていて、両方を合わせることで品質の高いコンテンツになっていくのではないでしょうか。

総合的に対処していくことで検索順位は上がるはず

ランクブレインは人工知能の話になってしまいますが、何をしているのかというと、Googleは検索エンジンであり、今まで誰も検索したことがないようなキーワードというものがあります。

最近では、モバイルからの音声検索というものがあり、検索エンジンも予期しないような長いキーワードや、話し言葉などで検索されることが多くなっています。
そういった場合に何を表示するのかというのを、今までのデータからの結果を反映した上で、見たことがないような新しいキーワードに対しての答えを出す。
そういったものを進めているとGoogleは発表しています。

これに対して何かアプローチするというのは難しいですが、結局のところ、コンテンツやリンクに対して誠実に検証していくことで、ランクブレインに対しても対応でき、品質が高いものを出せるという流れにつながっていくと思います。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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