ランディングページの効果測定

公開日:2020.08.25

せっかくランディングページを制作したのに、思うように効果が出ないという声をよく耳にします。ランディングページから継続的な実績を上げ続けるためには、ランディングページの改善改良が不可欠です。現状の効果測定を行い、改善策を打ち立て、実行するというPDCAを回す必要があります。すなわちLPOと呼ばれるランディングページの改善の流れと具体的な施策を解説致します。LPOという言葉自体はWEB業界に携わる方ならよく耳にすると思いますが、きちんと意味を理解して実践できている人は、意外に少ないものです。LPOについて深く理解して頂き、CV数を最大化させていきましょう。

 

LPOの流れ


冒頭で述べた通り、LPOの流れはいわゆるPDCAです。すなわち、以下の流れになります。

①現状の効果測定・分析と課題設定→②課題への対策実施→③課題対策の結果の効果測定→④再度の対策実践

各パート毎にポイントを解説していきます。

①現状の効果測定・分析と課題設定

CV数はセッション数×CVRの式で成り立ちます。つまりCV数が少ない時には、セッション数が足りないのか、それともCVRに問題があるのかどうかから考察が始まります。セッション数が足りないなら、なぜ足りないのか、CVRに問題があるなら、どこに問題があるのかなどと現状の効果分析を深め、課題を見つけていきます。

②課題への対策実施

①で設定した課題に対しての対策を決め、実施致します。ランディングページのデザインやフォームを改善・修正することになりますが、重要なことは、ユーザー視点で改善・修正を行うことです。広告を経由して興味を持って訪れたユーザーに、ランディングページはどのように見えるのか、常にユーザー視点に立って対策を行います。具体的な方法は後述致します。

③課題対策の結果の効果測定

再度の効果測定になります。設定した課題も、それに対する対策も、果たして正解であったのかは、結果を分析してみないとわかりません。そもそもの課題自体がズレていたのか、対策や改善方法のやり方がまずかったのかを確認致します。LPOの目的はあくまでCV最大化です。最終目的はずらさずに、改善策の結果の分析を行いましょう。そして、分析の結果に対して、再度対策を練って実施していきます。

 

ランディングページの改善方法


代表的な改善方法を紹介致します。ランディングページのデザインや構成に直接関わると内容と、それ以外の大きく2つに分かれます。

①FV(ファーストビュー)の最適化

ランディングページの肝といっても過言ではないFVの最適化です。FV次第で、ユーザーはスクロールするかページを離脱するか決めるからです。改善策を述べていきます。

・キャッチコピー

ただの商品説明ではなく、ユーザーにとっての利益訴求になっているかなどの点で改善致します。字面はかっこいいけど内容が良くわからないや胡散臭いフレーズなキャッチコピーをよく見かけます。ユーザー視点で、ページの続きが見たいキャッチコピーになっているか確認致しましょう。

・広告との関連性

ユーザーは広告を見てランディングページにたどり着きます。最初に目に付くFVに、広告のフレーズや内容と相違があると、ユーザーは困惑してしまいます。広告をクリックするということは、何かしらの興味を持っているはずです。広告とFVの訴求ポイントを合わせることで、ユーザーの興味関心を更に掻き立てることが出来ます。

・数値を基にした実績

「お客様満足度〇〇%」や「導入実績〇〇件」など数値を根拠にした実績を記すことで、ユーザーの安心感を増やします。もちろん、うその実績はNGです。また、過度な表記は怪しさも増してしまうので、注意が必要です。

②CTAの最適化

CTAの最適化はCVに直結致します。改善方法をいくつか述べます。

・ボタンのデザインやカラーの変更

ボタンと認識される大きさや色合い、デザインになっているか、ボタンとして目立つかどうか確認致します。メインターゲットが男性or女性、トンマナに合わせるか、あえてトンマナを外して目立たせるなど、手法は様々です。

・数や配置の変更

ランディングページの最後のみではなくFVにも配置してみるや、フッター固定にしてスクロールをしても常に表示させてみるなど、色々な方法があります。

③エントリーフォームの最適化

お問い合わせフォームの最適化です。エントリーフォームが原因でユーザーが離脱してしまうケースは良くあります。

・入力する数や内容

フォーム入力する項目が多い結果、途中で面倒になってお問い合わせをやめた経験は誰にでもあると思います。今後の追客に必要な最低限の情報に絞り、極力ユーザーの手間を省いてあげましょう。

・入力しやすいフォーム構築

入力画面があまりに小さいなど、そもそも入力しずらいフォームを時折見かけます。特に、最近はスマホでの閲覧ユーザーが増えておりますので、入力しやすいフォームになっているか確認しましょう。

・ランディングページとフォームの一体化

ページを遷移するほどユーザーの離脱率は上がってしまいます。CVを増やすためにもランディングページとフォームは一体化している状態が望ましいです。

④モバイルファーストになっているか

スマートフォンが普及している現代では、ランディングページもスマートフォン対応しているかどうか重要です。もし、アクセス解析の結果、スマートフォンでの閲覧が多い場合には、特に改善が必要です。また、Googleは「モバイルフレンドリー」という考えを提唱しており、スマートフォン対応をしているWEBページを検索結果で優遇しております。SEO改善にもつながりますので、ぜひ取り組みましょう。

⑤ランディングページの読み込み速度を上げる

ランディングページの表示速度を上げることでCVを上げることが出来る可能性があります。ランディングページの読み込み速度が遅いと、そもそもユーザーはFVすら見ずに離脱をしてしまいます。こちらの内容は、前述のモバイルファーストにも繋がります。通信環境がPCよりも良くないスマートフォンは、読み込み速度も遅くなる傾向にあります。スマートフォンでの読み込み速度にも十分に注意しましょう。

 

LPOの基本的な流れと具体的な施策について述べてきましたが、重要なことは、定期的にLPOを行うことです。CV数最大化は、もちろん一度LPO行っただけでは、実現できません。現状分析と課題設定を常に行い、対策前と対策後の数値を比較し、検証を繰り返し続けていくことで、CV最大化を図る事ができるようになります。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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