ライティング・画像代替テキストの使用方法

公開日:2017.09.04

特定のキーワードの検索順位を上げるためには、対策ページ内にキーワードを適切に記述していくことが必要です。
ですが、ただ単純にキーワードを詰め込んだ文章を掲載すればいいということではありません。

今回は、最適なキーワード記述数やキーワードの詰め込みにならないようなライティング方法について考えていきます。

パンダ・ペンギンアップデート導入により高まるライティングの重要性

Googleのパンダアップデート、ペンギンアップデートの導入により、サイト内のテキストにおけるライティングの重要性が高まっています。別のサイトからコピーしてきたテキストやキーワードの詰め込み、読解困難な文章などは現在のSEO対策において順位下降リスクとなります。本コラムではサイト内に存在するSEO的なマイナス要因排除のためのライティングについて考えたいと思います。

キーワードの乱用は順位下降要因の1つ

Googleのガイドライン内のキーワード乱用によれば「ページにキーワードを詰め込むと、ユーザーの利便性が低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性があります。」とされており、実際にキーワード過剰のサイトが大幅に順位下降するケースを大量に確認しております。また、リストや段落内での繰り返し使用やtitle要素やalt属性内にも注意するように促しています。

最適なキーワード記述数はあるのか?

ではどの程度の記述が最適なキーワードライティングなのでしょうか。過去、その調査指標の1つとして用いられてきたのがキーワード出現率ですが、公開されているツールを使用するとメニュー内のキーワード数も抽出してしまう点や媒体形式によってキーワードの使用方法が異なるため一律○%が最適と謳うのは昨今のSEO的な観点から考えると適切とは考えられません。
そこで最適なキーワード記述の一つの捉え方として「減点されるような記述を排除した記述」としてページの構成要素別に考えたいと思います。一般的なサイトはヘッダー、サイドメニュー、メインコンテンツ、フッターの4つの領域で構成されます。それぞれの領域内に入り得るコンテンツ別にキーワードを記述しても不自然ではないか?乱用と判断されないか?を考えたいと思います。

ヘッダー(サイトロゴ、ナビゲーション、キャッチコピー)

サイトロゴの代替テキストにはサイト名もしくは「サイトロゴ」や「homeへ」「Topへ」という内容を記載するのが適切と判断できます。
ナビゲーションに関してはサービス紹介などの際にどうしても対策キーワードが含まれるケースがありますが、ナビゲーション内の複数項目に対策キーワードが記述されているのは違和感があります。
キャッチコピーに関しては長さと内容にもよりますが通常1~2文程度と仮定すると2文で4回以上記述されているのは不自然と判断されるかもしれません。

サイドメニュー

上記のナビゲーション同様、サービス紹介などの際にどうしても対策キーワードが含まれるケースがありますが、ナビゲーション内の複数項目に対策キーワードが記述されているのは違和感があります。ただし、サイドメニューはヘッダー内のナビゲーションよりも具体的な内容を扱うことが多いため、キーワードを記述しないことで意味が分からないようになってしまう場合はキーワードを記述すべきでしょう。また、下記のような記述によりキーワード記述数を減らすことができます。

○○の目的
○○のメリット
○○のデメリット
○○について
目的
メリット
デメリット

メインコンテンツ

コンテンツ内に掲載されるコンテンツにもよりますが、何らかの情報を提供することを目的としているページにおいて、テキスト量が500文字に満たないのは物足りなく感じます。
当該ページで本当に伝えたい内容を記載し、それらの周辺情報を補足することによりページ内テキスト量が500文字で1文章平均80文字だったと仮定すると、全文章に2回キーワードを記述すると12回になります。ただし、この記載は明らかに不自然です。1文章に1回ずつ記載があるのも内容によっては違和感が生じるかもしれません。
よって500文字程度であれば5~6回未満の記載に抑えておいた方がキーワード乱用と判断される可能性は低そうです。

フッター

ヘッダー、サイドメニューのナビゲーション同様です。

画像代替テキストの自動設定に注意

次に画像へ設定する代替テキストの設定に関して注意点を纏めたいと思います。Googleガイドラインにおける画像によると画像へのalt属性の未設定やキーワードの詰め込みは不適切との明記があります。

適切ではない例:
適切な例:子犬
最適な例:持ってこいをするダルメシアンの子犬
避けるべき記述例:子犬 犬の赤ちゃん 小さな子犬 レトリーバー ラブラドール ウルフハウンド セッター ポインター ジャックラッセル テリヤ ドッグ フード ドッグフード 安い 子犬の餌

また、弊社事例として過去に大きさが1pxの画像のalt属性に対策キーワードを記述して順位が大幅に下降した事例もあります。自然な形で対策キーワードが記述される場合は問題ないと判断できますが、強引に対策キーワードを詰め込むことはNGです。不安な場合はキーワードを記述しない方がリスクは無いでしょう。

まとめ

ペンギン・パンダアップデートの導入によりテキストの内容が非常に重要になっています。今回はページの領域別にキーワード記述に関する考察でしたが、今後コピーコンテンツや共起語、テクニカルなライティング技術についても内容を追加していく予定です。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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