フォント1つで、表情がこんなに変わる!商品に合わせたフォントの選び方
・なんとなくでフォントを選んでいませんか?
・「見やすいから」と、ゴシック体を多用していませんか?
文字の太さ、色、形1つで、表情はガラリと変わります。
私がデザイナーになる前は、文字のフォントは特に意識せずゴシック体を選ぶ傾向にありました。
それは、シンプルで文字自体にインパクトがあるから。
しかし、デザイナーたるもの、文字の1つ1つに細やかな気配りをしなければいけません。
それは、ほんの少しの違いでその文字の表情がガラリと変わるからです。
商品のもつ魅力を文字で表現するために
例えば、化粧品のバナーを作るとします。
すると、ゴシック体のような太字では女性らしさに欠けてしまい、明らかにそぐわないことが分かります。
例えばこちらの画像。これは色は黒で統一して書体だけを変えています。
この3つだと、一番下の文字が最も化粧品に向いていると思いませんか?
曲線と線の細さが女性らしい印象ですよね。
また、どこか落ち着いた雰囲気もあるので、
30代以降の女性をターゲットにした、単価が高めの商品・・・等、
文字から商品やサービスのイメージが膨らんできます。
実際に比べてみよう!
こちらの画像は、以前お寿司屋さんのメニューデザインをリニューアルしたときのものです。
「更に美味しくなりました」という一文を抜粋しています。
いかがでしょうか?同じ内容でも、フォントが変わると印象もこんなに変わります。
実際の制作物は、文字の色を変えるだけでなく二重線を入れて強調したり、
写真の上に文字を載せる場合があります。
読みやすさを損ねずに、商品の魅力が伝わるようなバランスを考えなくてはいけません。
うーん、奥が深いですね。
電車の広告、街中のポスター。
当たり前のように目に入ってくる広告ですが、身の回りにあふれている文字には
デザイナーの意図が組み込まれています。
文字の色、大きさ、配置、そのすべてに意味をもたせることが重要。
私たちは、クライアントの想いを、一文字一文字に込めてデザインを作っています。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。