グローバル化はどこへ? 外国人が日本の会社で働けない理由
2017年も、もう半分が終わりました。
2020年のオリンピックイヤーまで、あと少しです。
英語の習得は、ますますマストになってきています。
それでも、外国人が日本企業で働くのはまだまだ難しいのが現状。
外資系、英語の先生を除けば狭き門です。
実際に、海外の人が一般の会社で働こうとすると、
乗り越えなければいけない壁が、言語以外にも幾つか存在します。
何が採用の障害となっているのか、改めて確認してみましょう。
日本企業で働くのが大変な理由
1. 求人が少ない
まず、外国人向けのリクルートが少ないのが現状です。
厳密には、少ないというよりは「日本語がネイティブレベル」という条件を設けている求人が多いので、
働ける人に限りが出てきます。これは日本人が海外で働こうとしても同じことがいえるでしょう。
日本語のリスニング、スピーキングがネイティブレベルであることは、
英語の先生以外で働こうとした場合はマストなのです。
最近では、Wantedlyを使うことで企業とのマッチングがしやすいと言われています。
それは、登録企業側が必ずしもネイティブレベルの人材を求めていない場合が多いからです。
社内に一部英語を話せる人がいるだけでも、社内での意思疎通がだいぶスムーズになりますよね。
日本語を勉強するのはもちろんですが、採用活動を積極的に行っている企業も並行して探しましょう。
2. 履歴書
次にぶつかる壁は「履歴書」です。
リスニング、スピーキングをクリアしても、
日本語を書くとなると「漢字」を使えなくてはいけません。
また、日本語の履歴書と海外の履歴書は様式も違うので、完成させるのが大変です。
大抵の日本企業は「日本語検定2級」の取得を採用の目安としていることが多いので、
日本企業で働きたいと思っている人は、まずは「日本語検定2級合格」をクリアしましょう。
3. 日本企業ならではのルール
【名前の呼び方】海外の企業では、先輩後輩関係なくファーストネーム呼びが一般的。
しかし、日本企業では役職名や「さん」付が一般的ですよね。
外国でも、初対面や目上の人にはMr.またはMs.をつけてラストネーム呼びすることがありますが、
大抵は先方から「Please call me ●●(ファーストネーム)」と言ってきます。
しかし、日本では「呼び捨て」は皆無。
「名字+さん」が暗黙のルールとしてあるので、慣れる必要があります。
海外では、相手がクライアントでも仲良くなればファーストネーム呼びはごく自然です。
逆にいつまでも堅苦しい名称で呼んでいるとスムーズに事が運びにくくなります。
【残業の文化】
外国人が日本企業で働いて一番驚くのが「残業」の文化。
外国の場合は、残業することも多いがほとんどの会社は定時退社です。
しかし、日本の場合は違います。
1~2時間の残業は、当たり前。
これは、民族性や文化の違いが原因としてあるので、
「上司が残っているのに先に退社するなんて」という社風がある会社の場合は、
働く環境としては、なかなか難しいものがあるでしょう。
お互いが気持ちよく働くために
日本で働くためには、私たち外国人が日本語を学び、文化を知ることも
大切ですが、一方通行ではうまくいきません。
理想としては、社内にいるスタッフの2~3割程度が、
日常会話レベル以上の英語対応ができれば理想ですね。
日本で働きたい外国人に加えて、今は都内に1歩出れば外国人観光客で溢れています。
今日本は、飲食店を筆頭に、ホテル、旅行業界など、様々な商品・サービスに「英語対応」が求められています。
弊社では、海外進出支援(広告・マーケティング)を行っていますので、
ネイティブが使う自然な文章で、LPや広告を作ることができます。
SNS運用にも強いので、「自社の商品やサービスをインスタグラム、ツイッター等で外国人に伝えたい。」
と考えている方は、是非お気軽にお問い合わせください。
執筆者情報
J-Grip Marketing編集部
Web集客・制作分野におけるブランディング・コンサルティング・マーケティングのプロフェッショナル。効果的でありながらWeb集客の本質に関する情報を、専門的にかつ分かりやすく紹介いたします。