Youtube広告(True View広告)で拡がるリマーケティング

公開日:2014.10.30

YouTubeユーザーを追跡するメリットとは

以前のコラムで、特定のページに訪問したユーザーに対してバナー広告などを表示させるリマーケティング広告の手法についてご紹介したのを覚えているでしょうか?
実はあのリマーケティング広告では、特定のYouTube動画を視聴したユーザーをターゲティングすることもできるんです。
設定はとても簡単。Google AdWordsとターゲティングしたい動画を管理しているYouTubeのアカウントを連携しておけば、あとは通常のリマーケティングと同様にユーザーリストを広告グループに設定するだけです。

ただ、「動画の視聴者がそれほどいない」ということも多いと思います。その場合にはまずYouTubeを視聴するユーザーを増やすために、YouTubeの広告を掲載するのもひとつの手です。
YouTubeでは、動画本編がスタートする前に5秒経過で広告をスキップできる広告動画が流れると思います。これが「True View広告」という広告動画で、ハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、1視聴あたり3~4円程度(ターゲティングによる)、しかも30秒見なければ課金が発生しないので、実はかなりリーズナブルです。「テレビCMを出すのは難しいけど、YouTube広告ぐらいなら作れるかも」という多くの企業が今、動画広告の配信に対して積極的にチャレンジしています。

具体的な活用例

では、どんな風に使えばYouTubeによるリマーケティングは有効なのでしょうか。一番YouTubeとの相性がいいのは、やはりエンタメ系の広告でしょう。たとえばあるアーティストのCDを宣伝したい場合、そのアーティストが出演している動画を視聴した人をリストに入れ、リマーケティングする。映画の宣伝をするなら、その映画と似たターゲットの映画の宣伝動画視聴ユーザーをターゲティングするのもいいでしょう。

もちろんエンタメ系の広告以外でも使えます。
たとえば、定期的に開催しているセミナーの宣伝をするなら、過去のセミナー宣伝動画を閲覧した人に対してアプローチをする。物販で活用するなら、その商品に関連する動画をアップして注目を集めるのもいいですね。たとえば化粧品を売りたい場合、化粧品のCMをアップするのも悪くはありませんが、「肌荒れ防止講座」や「上手な化粧教室」といった動画をアップすれば、化粧品に興味がある人のクリックを稼ぎやすいかもしれません。

過去のコラムにも記載したようにリマーケティング広告は使い方次第で大きな効果を出すことができます。
今回ご紹介した手法は「顕在ユーザーを刈り取る」広告に限界を感じている方に特におすすめです。
企業にとって財産ともいえるリマーケティングリストを動画を用いて集めることで、購買意識がまだ低いものの、それなりに関心が高いユーザーを集めることにつながります。
そしてこのリストを活用してリマーケティング広告を利用すれば、ユーザーの購買意識を高めて顧客の母数を底上げしていくことが可能となります。

多くの人が簡単にネットで動画を楽しめるようになった今だからこそ、YouTubeを使った広告は積極的に活用したいものですね。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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